今回はビンテージのスクールジャケットを染めた。10年前くらいに古着屋で購入し、3色のストライプが好きで気に入っていたが、白い部分の黄ばみと汚れが目立つようになってきた。何度か洗濯して綺麗にしたがそれでも汚い。素材がコットンのようなので、思い切って染めてみた。
PACファブリックダイのビンテージブルーを使用。古着のリメイクとしては染めるだけなので簡単で誰でもできるが、こまめに混ぜたりする必要があり、意外と面倒。それでも気に入っている古着をもう一度着れるようにできて、とても満足。
- ビンテージのスクールジャケットを染め直して古着リメイク
- PACを使って、薄めに染める方法
- 薄く染めるための染料を作る
- コットンジャケットを染料に漬ける
- 染料から出して、すすぎ洗い
- 色止め剤を使って、色を固定させる
- 乾燥させる
- 完成!PACファブリックダイでビンテージ綿ジャケットを染めてみた
- 【関連記事】PACで黄ばんだチャンピオン白Tシャツを染めてみた
ビンテージのスクールジャケットを染め直して古着リメイク
今回染めた、ビンテージのスクールジャケット。
元々は白かクリーム色だったはずだが、今では灰色になっている。
ボタン裏には力ボタンがあるので、良い仕立てがされている。汚いから捨てることも考えたし、メルカリでしばらく売ってみたが売れない。もったいないので染めた。
前回、PACファブリックダイで染めたTシャツと同じ染粉で染める。ビンテージブルーを使用。
染料を少なめにして、薄く染めることに成功。前回のTシャツ染めの失敗経験を活かして、今回はとても綺麗に染めることができた!
PACで黄ばんだチャンピオン白Tシャツを染めてみた - Travel Kurarin
PACを使って、薄めに染める方法
固着剤はTシャツ1枚分、つまり1パックの半分使用。
ストライプを残しておきたかったので、完全に染めるのでなく、薄く染めたかった。そのため、本来Tシャツ1枚を染める量を使用。Tシャツ1枚分の染料で、Tシャツ3枚分くらい重量や生地量がある今回のスクールジャケットを染めれば、薄く染まるのではないか、という予想。
使用して残った染粉は保管しておけば次回使える。
PACファブリックダイの説明書にも薄く染めることができる、と書いてある。
使い方 | PAC FABRIC DYE[パックファブリックダイ]
初心者でもわかるように写真付きで説明があるので安心。ネットにも使い方と動画が公式にアップされており、とてもわかりやすい。
薄く染めるための染料を作る
お湯に塩を溶かす。ピンクソルトを使用したが問題なし。白い塩じゃなくても染まる。
準備完了。ジャケットからは汚れた黄色い水が出てきた。
コットンジャケットを染料に漬ける
作った染料の液体を混ぜ、濡らしたジャケットを漬けていく。
前回、Tシャツを染めた時はバケツでやったが布の重なりや重しをしなかったのが原因で色の染めムラができてしまったので今回は、平面が広い衣装ケースを容器に使い、水を入れたペットボトルで重さをした。この重しはとても大事なので必須。面倒でも絶対した方がいい。
横から。きちんとジャケットが沈んでいる。
前回の色ムラのもう1つの原因が染めている間に混ぜる回数が少なかったこと。今回は面倒だったが10分ごとに丁寧に掻き混ぜた。何度かジャケットをひっくり返したりして、染料が行き渡るようにした。ポケットの中などにもきちんと染み込ませる。
染料から出して、すすぎ洗い
約1時間漬けて、洗う。漬けてすぐよりも色は少し薄くなるが、良さそうな染まり具合だ!今回は成功かな?
洗濯用洗剤でジャブジャブ洗う。すすいだ水に色がつくが、水で流せばシンクなどには色はつかない。何度かすすいで、水の色が薄くなったら次の工程へ。
すすいだ後。
色止め剤を使って、色を固定させる
色止め剤は約半分使用。
色止め剤を混ぜた液体に浸してしばらく放置。この時も念のため何度か混ぜたり、服をひっくり返して、色止め剤がジャケット全体に行き渡るようにした。
乾燥させる
その後、何度かすすいで脱水。反対側に濡らしたバスタオルなどを入れないと洗濯機の片側に遠心力で負荷がかかって壊れるので注意。
脱水終了。乾いてきたので少し色が薄くなってきた。良さそうだ!
これは前回染めたTシャツのムラ。こうなってしまうので、面倒でも丁寧に行おう。
完成!PACファブリックダイでビンテージ綿ジャケットを染めてみた
染めた後のジャケット。
少し染めすぎたか、3色のストライプがわかりにくいが、ムラなく綺麗に染まった!
前回染めたTシャツとの比較。同じビンテージブルーの染料を使ったが、染粉の量を調整すれば濃くも薄くも染めることができる。淡い感じに染めたい場合は染粉をもっと減らせばいいかも。今回のジャケットは染粉は少なめにしたが、元々の生地の色が少し濃かったので白い布だともう少し薄い色に染まるかもしれない。
小さなシミなども一緒に染まるので少し目立つようになったが、古着だしビンテージなので気にならない。真っ黒に染めない限り、薄い色なら染めても、汚れが落ちることはない。
最後にスチーマーを当てて、完成。
コットン素材なのであまりパリッとしない生地感が素敵。こまめに混ぜるのは面倒だったけど、古着の汚いビンテージがまた着れるようになった!
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夏に重宝する、白いTシャツだが、汗などで黄ばみやすい。PACファブリックダイでChampionのポケットTシャツを染めてみた。綺麗な色に染めることができた。作業は簡単だが、いくつか気をつけて作業しないと色ムラになったりするので注意。