ChatGPTとLINEを連携したチャットボットが作成できるChaakoBot!素人でも作れるか実際に試してみた!

最近企業のホームページを閲覧していると画面の片隅でチャットボットをよく見かけるようになった。私も利用したことがあるが、簡単な質問に自動で答えてくれる仕様になっているので、反応が早いし、便利だ。

そんなチャットボットを自分で簡単に作れて、しかもLINEと連携できるとしたら…興味が湧いてくる人も多いのではないだろうか。それを実現してくれるのがChaakoBotだ。実際にチャットボットを作ってみたのでレビューを紹介したい。手順はいくつかあっても、説明を読めば簡単だった。作ってみたbotの反応を見て、思わず感動したほど、素晴らしいサービス。

LINE×ChatGPTを実現したA IチャットボットChaakoBotとは

ChaakoBotは、ChatGPTと連携したLINEチャットボット(LINEBot)を自分で、簡単に作れるサービスだ。LINEで会話をするように聞きたいことを入力すると、ChatGPTが自動的に最適解を検索し、提示してくれるチャットボットが作成できる。

一般的に、チャットボットを作るにはプログラミングなどの高度な知識が必要になってくることがほとんどだ。しかし、ChaakoBotはその手間を省き、シンプルな設定のみでLINEBotを作れる、という優れもの。

誰もが使い慣れているLINEと連携できるのが最大の魅力であり、AIにChatGPTを採用することで高精度で、活用の幅は大きく広がってくる。

特定の分野の知識や情報を提供できるようにカスタマイズすれば作成したLINEBot自体を商品として売り出すことも可能かもしれないし、特定の人格を持たせたキャラクターとしてLINEBotを設定すれば、ユーザーに対しチャットの相手やロールプレイ体験などを提供する一種のエンターテイメント商品にもなり得るだろう。

素人でも簡単に作成できるのか?!Chaakoを使ってLINEBotを作成してみた!

ということで、まずはやってみるぜ!気になるのは本当に誰でも簡単にLINEBotを作ることができるのかという点だ。私のような素人でも難なく設定できるのか、実際にガイダンス(ChaakoBot HPのフッターメニュー『ご利用ガイド』)に従いLINEbotを作成してみた。

ChaakoBOT - ChatGPT連携のLINE BOT作成が簡単&最速に!プログラミングもサーバも不要

私はランニングやマラソンが趣味なので、ランニングのトレーニングメニューを提案してくれるようなBotを考えてみた。

ChaakoBotを利用する前の事前準備として以下の手順がある。

1. Open AI(ChatGPT)のアカウント取得
2. Open AI(ChatGPT)のAPI Keyの取得
3. LINEの公式アカウントの取得
4. Channel Access Tokenの取得
5. LINEの設定

順を追ってやってみる。

まず、OpenAI(ChatGPT)のアカウントを取得する。Open AIのウェブサイトにアクセスしメールアドレスを登録することですぐに取得できた。その後、API keyというものを取得するのだが、取得するためには支払い方法を登録しなければならない。

ChaakoBotとOpenAI(ChatGPT)を連携して使用するためには課金をする必要があるみたいだ。(2024年5月現在、キャンペーンで無料!)月額固定制か従量課金制になるが、どちらも最新版のChatGPT-4.0を利用できるので月額固定制(20USドル)で課金する方がコスパが良いかも。

支払い方法はOpen AIにログインした後のページで左側のメニューアイコン下から二番目の歯車マークを選択し、Billingの項目からPayment methodsを選び設定。

支払い方法設定後、Open AIのユーザーページ左側のメニューからAPI Keyを選択してAPI Keyを発行することができた(Create new secret keyをクリック)。

Open AIのページは全編英語になっているのが厄介だ。ご利用ガイドの中に画像付きで説明があればもっとスムーズに手続きが進んだと思うが、ググればアカウント取得方法やAPI Keyの取得方法はいくつも出てくるのでそちらを参考にしてほしい。

次にLINEの公式アカウント(Business ID)を取得する。LINE公式アカウントで検索し、既存のLINEアカウントかメールアドレスを登録することですぐにアカウントの作成は行えるようだ。

初めてLINEの公式アカウントを作成する場合は「アカウントを作成」をクリック。

アカウント名(私の場合は簡易的にRunning Club)とメールアドレスを入力。会社名などは必須項目でないので入力しなくても問題なし。

 

その他の項目は必要に応じて選択し、確認ボタンを押せばアカウントの作成は完了。

アカウントが作成されたら、次のステップであるChannel Access Tokenを取得していく。まずは画面中のアカウント名(Running Club)をクリック。

アカウントのホーム画面に飛んだら、右上の設定から

アカウントの設定画面に移り、左側の設定メニュー(歯車マーク)からMessaging APIを選択。

画面が切り替わったら中央のMessaging APIを利用するのボタンをクリック。

LINE DevelopersというLINEのサービスプロダクトの開発者向けサイトに開発者情報とメールアドレスの登録を求められるのでとりあえず入力(料金がかかることはない)。開発者情報は自分の名前でも良いし、ニックネームでもOK。メールアドレスは公式アカウントの登録に使用したものが良いだろう。

入力が終わるとプロバイダーの新規作成画面が表示されるので、プロバイダー名を入力する。これは公式アカウントの名前と同じもので大丈夫そう。その後同意をクリック。

プライバシーポリシーと利用規約の同意については登録しなくても特に問題はないようなので、スルーしてOK。

最後にこの画面でOKを押す。

Messaging APIがアクティブになり、Channel Access Tokenの取得が可能になる。ここで画面左下のLINE Developersのリンクをクリックする。

こちらのサイトに飛ぶので、右上のコンソールをクリック。

作成したチャネルが表示されるのでそのチャネル(Running Club)をクリックし、

中段にあるMessaging API設定を選択。

最下段にチャネルアクセストークンの発行ボタンがあるので、それをクリックするとトークンが発行される。これをコピーしておく(後でChaakoBotの設定で必要になってくるのでブラウザは開いたままにしておいた方が良い)。

そして、LINEの設定が必要になるので、公式アカウントのホーム画面に戻り、

左側の設定メニューから応答設定を選択。

上から順に、チャットをOFF、あいさつメッセージをOFF、WebhookをON、応答メッセージをOFFに変更する。これでLINE側の設定は完了し事前準備は終わりだ。

初めてLINEの公式アカウントを自分で利用する私は、正直この工程が一番複雑で面倒に感じた。私がChaakoBotの設定を行なった時は文章のみのガイダンスしかなかったため、入力項目が正しいのかどうかを試行錯誤しながら進める必要があり、かなり時間がかかってしまった(約30分)。今ではガイダンスに動画での説明が追加されているので、かなり分かりやすくなった印象だ。上記、画像付き手順も参考になれば嬉しい。

それでも難しい場合はChaako側で代行設定を行なってくれる。LINEアカウントの情報を伝えなければならないが、困った時は利用してみるのも良いだろう。

ここからはChaakoBotの設定に移っていく。

まずはChaakoBotのHPへアクセスしアカウント登録を行う。

右上のログイン/登録から作成が可能。メールアドレスのみで登録ができ、煩雑な操作は必要ない。

ログインできたら、ダッシュボードに移動し、+Addからチャットボットを追加(新規作成)する。作成したら次のような画面が表示されるため、それぞれの項目について設定を行なっていく。

Nameはチャットボットの名前を入力。私の場合はランニングトレーニング提案ボットだ。好みや用途に応じて名前を決めてほしい。API KeyとChannel Access TokenはそれぞれOpen AIとLINE公式アカウントで入手したものをコピーして入力すればOK。

ModelはGPT-3.5TurboまたはGPT-4Turboを選択できるが、API Keyで選択肢が変わってくる。最初はGPT-3.5Turboを選択すると無難だろう。

Instrunctionsは最初の設定では一旦飛ばしてOK。AIの回答の精度を調整するために後々触ることができる。参考例などは今後ChaakoBotのHPで公開される予定のようだ。

文末固定PromptはAIの回答の精度を上げるための AIへのリマインドになる。最低限日本語で回答できるように指示を入れておく。(ここはChaakoBotのご利用ガイドを参照してほしい)

あいさつメッセージはユーザーがLINEのアカウントを友達登録した際に最初に送られるメッセージになる。こちらも目的に合わせて入力すると良さそう。

会話のリセットキーワードは一連の質問に対しての記憶を一旦削除したいときに送信するキーワードになる。AIとの会話を一旦仕切り直したい時に使う言葉を設定する。

会話の記憶時間や1日のメッセージ上限は好みや用途で個別に設定しておく。これでChaakoBotの設定も完了。全て入力が終わったら、保存ボタンをクリック。

ダッシュボードに戻り、ボットの右側の「状態」の項目がOKになっていたら準備完了だ。ここで真ん中のWebhook URLをコピーしておく。

事前準備でChannel Access Tokenを取得したLINE Developersのブラウザページに戻り、中段にあるWebhook URLに先ほどコピーしたものを貼り付けて保存し、最後にWebhookの再送をONにすればLINEとChaakoBotの連携が完了だ。

ChaakoBotの設定は簡単に終えることができた。大体10分くらいだろうか。工程が本当にシンプルだったので迷うことがなかったのも大きいと思う。全体を通して、LINEの設定さえクリアできれば、あとは気楽に進められた。

感動した!質問に対する回答がすごい!使い勝手の良いLINEbotが完成

早速作成したLINE botを使ってみた。

作成した公式アカウントを友達登録すると、設定したあいさつメッセージがしっかり送られてきた。その後、マラソン初心者に向けたメニューを聞いてみると、画像のような回答が得られた。時系列で練習の流れがまとめられており、私の経験から、初心者でも実践しやすいものになっていると感じる。しかも長文で、ちゃんとしたアドバイスになっている!すごい!!!

目標タイムを変更して質問してみると返答内容も変更されていた。しかも、サブという専門用語も理解している。まじ?すごい!これ、本当に自分で作ったの?と思わず声に出して驚いた。

インターバルトレーニングの設定タイムや本数などもかなり的を得ているものになっており、感心してしまった。ChatGPTとの連携がしっかり効いている証拠だ。

ランニング用のウェアについても質問してみたが、素材や重ね着の方法までかなり詳しく回答してくれている。少ない情報なのに、反射材のことまで含めてくれる気遣いがすばらしい。これ、低品質なまとめサイトや変な記事より、よっぽど使えるぞ。。。仕切り直しのメッセージにもしっかり反応してくれている。

https://line.me/R/ti/p/@341rzftb?oat_content=url&ts=05131121

一通り使ってみたが、普段のLINEでのやり取り同様、会話がスムーズに進行していくので、全くストレスなく使用できる。個人でChatGPTを気軽に利用したい場合にも活用できそう。ChaakoBotを利用して自分専用のLINEbotを作成すればビジネスシーンでもプライベートでも役に立つ相棒になってくれるだろう。

高性能LINEbotを無料で作成できる!?キャンペーン期間の今が狙い目!

ChaakBotの利用にはホスティング費用として月々の料金がかかってくるが、今ならその費用が無料になっている。キャンペーンが実施されているうちに是非登録して利用してみてほしい。詳細は下記URL。

ChaakoBOT - ChatGPT連携のLINE BOT作成が簡単&最速に!プログラミングもサーバも不要