投資用ワンルームマンション所有者必見の一冊、「売却」に焦点を当てた書籍が登場!

最近色々なメディアで報道されているが「団塊の世代」のほとんどが後期高齢者になる2025年以降、日本はいよいよ超高齢化社会に突入する。年金問題や老後2000万円問題が声高に叫ばれる傍ら、こういった問題に備えて個人で投資などを行う人も増えているらしい。

東京都内や近隣の県では、不動産投資も選択肢の一つとして人気が高いようで、投資用ワンルームマンションを保有している人も多いのだとか。私の友人も、都内にマンションを購入したようだが、オーナーとしてマンション経営を行う中で、保有し続けるか、一旦売却するか悩む場面もあると聞いたことがある。

マンション投資をしている人にとって、こういった悩みは一種の「あるある」のようだが、そんな悩みを解決してくれそうな書籍が発売されたらしい。

マンション投資中に「売却」を検討することの意義について詳しく解説してくれる一冊

こちらの書籍は不動産業界に25年以上身を置いてきた著者、寺内直哉氏が自身の経験を踏まえて執筆したものになる。寺内氏は主に会社員の不動産投資を通じた資産形成、特に東京近郊の投資用ワンルームマンションに特化した不動産コンサルタント「リヴァティ株式会社」を経営している。また、投資用マンションをいくつか所有する投資家オーナーでもあり、一般投資家と同じ目線で親身になって顧客の相談に対応できることを大きな強みとしているようだ。

投資案件として人気の不動産投資であるが、その入り口である「購入」に関しての書籍は数多く散見されるが、出口戦略の一つである「売却」に焦点を当てた書籍は少なく、マンションを保有している間に「売却」を検討することの意義や有用性について、具体的な事例を用いながら解説してくれる一冊になっている。

不動産を売却する際に最も重要な「手取り現金」の試算方法や、それを踏まえた売却戦略などに加え、売却益に対して課される可能性がある譲渡所得税の実態やその計算方法を、投資の知識が乏しい私でも分かり易いように説明してくれている。すでにマンション投資を行なっている人にとっても目から鱗の内容になっているのではないだろうか。

売却を検討する際に知っておきたい、不動産業界の裏事情についても知ることができる

この本を読んで初めて知ることができたのが、不動産業界の裏事情だ。自分がもし投資用マンションを保有することを考えた時、絶対に知っておきたいと思える内容だった。

すでにマンション投資を実践している人やこれから挑戦してみたいと思っている人にとっても、ものすごく有益な内容になっていると思う。

「両手仲介」や「囲い込み」といった業界内では有名なネガティブキーワードやこれらを売主自らが牽制する方法を具体的に紹介してくれているのも嬉しいポイント。この内容を知っているのと知らないのとでは売却価格に大きな差が出てしまうのも納得である。

「売却」というゴールから逆算した時の物件の選び方や持ち方についてもしっかり教えてくれる

そもそも「売却」というゴールを最初から考えずにマンション投資を開始する人も多いようだ。これには、マンション投資は長く保有するものという先入観が影響しているかも知れない。しかし、保有中に「売却」を検討すべき時が来るかも知れないので、その時に備えて最初から売却の選択も視野に入れた物件の選定や、購入の仕方についても言及してくれている。

リスク管理として、少しでも利益が残る選択をしたいという方は是非本書を参考にしてほしい。また、これからマンション投資を始めたいと思っている方に堅実な選択肢の勉強になる一冊だ。ただし、投資は自己責任。きちんと勉強して自分の身は自分で守ろう。

購入は下記URLから可能。

著者の寺内氏が代表を務める会社は下記。

リヴァティ株式会社