トランジット・イン・タイランドでバングラデシュに向かい、ベンガルトラとウィスキーを飲んだ男が「ベンガルトラとウィスキー」を弾いてみた【andymori】
あれから約5年経ち、ベンガルトラとウィスキーを弾いてみた。早く旅ができる日が恋しい。
トランジット・イン・タイランドでバングラデシュに向かい、ベンガルトラとウィスキーを飲んだ
2015年4月30日~5月8日のゴールデンウィークにバングラデシュに遊びに行った。目的は特になかった。旅行終盤に時間があり、どうしようか考えていると地球の歩き方の1ページに目が止まった。
「ダッカ動物園にはベンガルトラがいる」
その瞬間から俺の脳内にandymoriのベンガルトラとウィスキーしか流れなくなった。
そして俺は翌日、バングラデシュの首都ダッカにある、ダッカ動物園に向かった。ベンガルトラを見ながらウィスキーを飲むために。
タイ国際航空でダッカへ
当時のメールを見ると、航空券は往復約10万円。ビジネス需要くらいしかないし、競争が少ないからか、値段が高い。結果論だが、それでも行ってよかったほど楽しかった。「今までどこの国が面白かったですか?」と聞かれたときに「スイスとバングラデシュです」と答えている。
そしてこの記事を書いていて思った。これは「Transit in Thailand」だ。これもandymoriの曲にある。まさか狙ったわけではないのに2曲コンプリートしてしまうとは。
ダッカの空港。さすが人口が多い国だ。人口密度は世界トップクラス。人も貨物も多い。
バングラデシュ旅行の思い出
文字はベンガル語。読めない。選挙か何かのポスターなのか、男性の顔と魚の写真が謎。とにかく異文化に直面する機会が多く、楽しかった。
人力車が多い。
鉄道でダッカからチッタゴンやコックスバザールにも行った。
バングラデシュの寝台列車は意外と快適だった。
イスラムの国なので、お酒はない。が、ホテルのバーなどには売っていた。
ダッカの繁華街はものすごい混雑だった。インドよりも危ない思いをすることがなく、みんな優しくて本当に楽しかった。
長距離バスにも乗った。
世界で一番長いビーチがあると言われる、コックスバザール。約120キロくらいあるようだ。イスラム圏なので、人々は服を着たまま海で遊んでいた。夕日が綺麗で、とても印象に残っている。
チッタゴンにあるバイェジット・ボスタミ廟(バイェジット・ボスタミール・バジャール)。スッポンがいて、頭を撫でるとご利益がある。
ダッカのボンゴボンドゥスタジアムでサッカーを見た。普通に入場しようとしたが、外国人が珍しいのか、プレス席に案内してくれた。
ダッカにある平壌レストラン。北朝鮮政府が運営しているということで、物珍しさで訪問した。冷麺は美味しかった。
ダッカ郊外のバングラデシュの村でホームステイをした。近所の結婚式にも参加した。どこまでも広がる、田んぼが美しかった。
当時の自分。今の所、人生で一番太っていた時期。
バングラデシュはユニクロの生産地の1つ。ダッカにはグラミンユニクロがある。
日本では売っていないような、パンジャビなどがあった。
ベンガルトラを見に、ダッカ動物園へ
ダッカ動物園はダッカ市街の郊外にある。タクシーで行く。天然ガスで走るCNGタクシーかオートリキシャー、ミシュックなどで行ける。自分はホテル近くで依頼したCNGで向かった。
行ったのが平日だったか休日だったか定かではないが、この日は空いていた。
ほぼジャングル。
動物たちはみんな檻に入っているだけで展示パネルなどはほとんどない。
園内はこんな感じ。もはやちょっとサファリっぽい。
小さな猿は檻から出ていた。
けっこう広大で、博物館や水族館も併設している。ゆっくり見ていたら意外と時間がなくなってしまうので、とにかくベンガルトラを見に行く。
トラは世界的に生体数が減少している。ダッカ動物園でもトラの保護について大きな看板があった。
大きな池がある。のんびりとした、とても良い動物園だった。
ベンガルの地で本物のベンガルトラを見ながらウィスキーを飲む
ついにベンガルトラの檻にたどり着いた。
普段は外の展示スペースにいるようだが、この日は檻の中で休んでいた。
寝てる!大きな肉塊が餌のようだ。
1時間くらい見ていたので、たまに起きたりしていた。
他にも数匹いた。
ダッカに来る前にトランジットをしたバンコクの空港の免税店で購入したウィスキー。飲酒制限のある国なので、基本的には飲んでいない。この日もこっそり持ってきて、周りに人がいないときに出して、写真を撮った。
トランジット・イン・タイランドでバングラデシュに向かい、ベンガルトラとウィスキーを飲んだ。
しばらく、持ってきたiPod Classicでandymoriを聞く。ベンガルトラは起きない。
しばらくして、起き上がった。
気だるそうに、あくびをして
また寝てしまった。
いつかこの肉塊を食べるのかと思って見ていたが、結局興味を示すことはなかった。1時間ほどベンガルトラを眺めて、ダッカのホテルに戻った。