ドリフトの世界的聖地として有名な福島県二本松市「エビスサーキット」。以前から知っていて、一度は行ってみたかった。未経験でもフルレンタルで自分の運転でドリフト走行ができる体験パックがあったので、予約して参加してみた。めちゃくちゃ楽しかった。思ったよりもドリフトが自分の運転でもできて、すぐに次の練習がしたくなる経験だった。
ドリフトスクール【DRIFT SCHOOL】ドリフト体験パック
- エビスサーキットの公共交通機関アクセス。バスで向かう。
- エビスサーキット(東北サファリパーク併設)に到着
- ドリフト体験プライベートレッスン1時間パックの受付
- まずは初めてのドリフト走行を体験
- 自分の運転でドリフト体験ができる!
- 最後は簡単な振り返りとエビスサーキットの案内、見学
- ドリフト体験の料金、予約、内容、レッスンプラン
- 未経験でも1時間でドリフト走行が少しできるようになった!
エビスサーキットの公共交通機関アクセス。バスで向かう。
エビスサーキットに公共交通機関で行く場合は二本松駅からバスで東北サファリパークに向かう。東北サファリパークとエビスサーキットは併設している。普通、みんな自家用車で来場するので、エビスサーキットにバスで来る人は相当珍しいらしい。
二本松駅前にはセブンイレブンがある。ほとんと商業施設はない。電車は1時間に約1本。バスは電車にある程度、合うように時刻表が組まれているがバスが遅延すると間に合わない恐れもある。
駅前のバス停はエビスサーキットに行くバスは停まらない。JICA青年海外協力隊の二本松訓練所がある。私がミクロネシア連邦に派遣された時は駒ヶ根訓練所だった。
エビスサーキットに向かうバスは「塩沢」行き。駅前から少しだけ歩いた二本松神社の横にあるバス停に向かう。
塩沢行きは1日に4本しかない。エビスサーキットに併設している、東北サファリパークで降りる。
http://tohoku-safaripark.co.jp/about
土日は3本。さらに少なくなる。
本数が少ないので、事前に確認して、ドリフト体験を予約した。1時間のドリフト体験に行って帰ってこれる平日のバススケジュールを考えた結果、
- 11:23 二本松 バスで東北サファリパークへ
- 12:00 到着
- 12:30 ドリフト体験スタート
- 13:30 ドリフト体験終了
- 14:31 東北サファリパークからバスで二本松駅へ
というスケジュールになった。
飲み物や軽食は駅前で買って持っていくのを勧める。ドリフトで酔わないように、このあたりでアネロンを飲んだ。
バスは現金のみ。バス内で両替可能。
エビスサーキット、東北サファリパークの案内看板が見えてきた。
二本松駅から東北サファリパークは片道500円。
東北サファリパークに到着。お手洗いと自動販売機がある。自動販売機は冬季休業中のままで買えないことも多いのであまりアテにしないほうがいい。サファリパーク内の売店、レストランで飲食や買い物ができる。
乗ってきたバス。乗客は地元の人と東北サファリパークに向かう人が数人だった。帰りのバスの時刻表も念のためチェック。サイトでも確認可能。
サファリについて | 東北サファリパーク-世界各国から様々な動物たちが大集合!
エビスサーキット(東北サファリパーク併設)に到着
到着後、エビスサーキットのスタッフさんが東北サファリパークの入り口バス停まで迎えに来てくれた。東北サファリパークの奥にエビスサーキットがあり、山の中で坂も多いので徒歩では大変。送迎頂いてとても助かった。
早く着いてしまったので、しばらく東北サファリパーク内のレストラン売店で待機。軽食、食事、飲み物などが買える。
ホテルの広告が面白くて笑った。
東北サファリパークとエビスサーキットはオーナーさんが一緒で、最初は東北サファリパークだけだったらしい。その後、車好きのオーナーさんがサーキットを作り、拡大していって今のエビスサーキットになったそうだ。趣味が高じてドリフトの聖地になってるんだからすごい。動物を見ていてもサーキットのエンジン音が聞こえてくるのがシュールで面白かった。
エビスサーキット来場者は東北サファリパークの一部展示を無料で見ることができる。トラ、ライオン、ラクダ、レッサーパンダなどを見た。東北サファリパークは希少なホワイトライオンを見ることができる。
レストラン横にある、ジムカーナ練習場。ここが今日のドリフト体験の練習の開催場所。
ドリフト体験プライベートレッスン1時間パックの受付
時間になったので、スタッフさんの送迎でエビスサーキット東コースの事務所に向かう。ここで受付、支払い(現金のみ)、注意事項の説明などを受ける。
ドリフト車の定番、マーク2でドリフト体験できる。
今日運転する、トヨタのマーク2。ドリフトの定番らしい。ウィキペディアにもドリ車(ドリフトする車)のベースに人気と書かれていた。
ドリフトしやすい車は後輪駆動。現在生産されている車は四輪駆動や電子制御の車が多く、古い車の方がドリフトしやすいらしい。ドリフト向きの車はビンテージ化していて、価格が高騰しているそうだ。
喫煙所あり。3月ではまだ自動販売機が再開していなかった。
まずは初めてのドリフト走行を体験
荷物などを持って、ジムカーナ練習場へ車で移動。とても気さくなスタッフさんで、車やモータースポーツの話を楽しそうに教えてくれる。説明を聞いた後で、まずはインストラクターのドリフト走行を助手席で体験。すごい。初めてのドリフトなのでびびってたけど、めちゃくちゃ楽しい。ローギアでほとんとスピードが出ていないのに、遠心力が身体にかかるので体感の速度や圧が強くてたまらない。タイヤの擦れる音や匂いもすごい!かっこいい!やばい!
自分の運転でドリフト体験ができる!
今日は初めての体験1時間なので、最もドリフトの基礎である定常円旋回をひたすら行う。運転席からコーンが見やすい簡単な右回りができるようになるのが最初の目標。
まずは自分の初のドリフト走行。一瞬滑っているが失敗。
運転したマーク2はドリフト用に改造されていて、クラッチが強化されていて重かったり、サイドブレーキなど他の構造もカスタムされていたが、基本は普通のマニュアル車と同じ。自分は運転免許はマニュアルで取ったので、久しぶりのMT車にテンション上がる。
ちなみに私有地内での運転なので無免許でもドリフト体験は可能。ドリフト好きの父を持つ16歳の高校生が体験に来て、ぐるぐる回りまくっていたこともあるらしい。
ハンドルを右に1回転、ローギアにいれる、クラッチを踏んだ状態でアクセルを一定に踏み、回転数を6000くらいに安定させる。一気にクラッチを離して、アクセルをさらに踏み込む。後輪(リア)が滑り出したらハンドルを離し、アクセルをわずかに緩める。ハンドルの戻しとアクセルの踏み具合で滑っているドリフト状態を維持し、コーンの周りをドリフトしながら回る。というのが流れ。文字にすると簡単だが実際にやってみると難しい!
その後、かなりの回数、チャレンジして1周できた時もあったが、安定させるのが難しい。途中でもう一度インストラクターさんのドリフト走行をやってもらい、また練習。
上手くできた時に一緒に喜んでくれるインストラクターさんで、とても楽しい。
ほぼ1時間、ひたすら定常円旋回のドリフトを練習できた。思ったよりもたくさん運転できたし、全くできないくらいかと思っていたが、意外とドリフト1周できて、すごく楽しかった。
自分の運転で一番上手くできたドリフトは約2周。
1時間走行後のタイヤ。新品のタイヤだったが、1時間ドリフトしただけで溝がかなりすり減っている。
最後は簡単な振り返りとエビスサーキットの案内、見学
一度、東コースの事務所に戻り、ドリフト体験は終了。東北サファリパークのバス停まで送ってもらう。
道中、他のエビスサーキットのコースを案内していただいた。どのコースでもドリフト走行が行われていて、実際に自分で体験した後なのでそのすごさがわかる。
自分の車にタイヤを積んできて、1日走ってタイヤをつけかえて帰る人が多いそうだ。
ドリフト練習場「くるくるランド」でも8の字ドリフトをしまくっているお客さんがいた。かっこいい!
ドリフト体験の料金、予約、内容、レッスンプラン
エビスサーキットにはドリフト体験のパックがいくつかある。たくさんのプランがエビスサーキットにはあるので、自分のように、完全初心者、手ぶら参加、未経験の人に向けたパックのみ抜粋して紹介する。
今回自分が申し込んだのはドリフト体験パック1時間。車のレンタル、タイヤ、ガソリン、レッスン料など必要な物はすべて込みで1時間30,000円税込。申込みはスケジュールの都合、予約日の10日前に予約が必要。FAXでもOKだが、PDFをメールで送っても予約は対応してくれる。日付が決まったら10-15時で1時間、希望の時間に予約ができる。自分の場合はバスでのアクセスだったので、バスの時間に合わせて予約ができて助かった。
ドリフトスクール【DRIFT SCHOOL】ドリフト体験パック
他にも半日体験65,000円、1日体験130,000円がある。もう少しやればコツが掴めそうで、定常円旋回ドリフトができなかったのが悔しいので次は半日コースに参加してみたい。
エビスサーキットには二輪車や他のパックも色々あるので、サイト参照。自分の車で参加する場合はレッスン料やコース料金だけで参加可能なプランもある。
未経験でも1時間でドリフト走行が少しできるようになった!
フルレンタルで自分の運転でドリフトができるなんて夢のよう。めちゃくちゃ楽しかった!動画の方が面白さが伝わるので、是非。