生田緑地のとんもり谷戸でホタルを見てきた
神奈川県川崎市の多摩区と宮前区にまたがる「生田緑地」ではホタルを見ることができる。都内からも車で30分~1時間くらいでアクセスできる、蛍鑑賞の穴場だ。
- 生田緑地のとんもり谷戸でホタルを見てきた
- 生田緑地のどこでホタルが見れるのか?
- 生田緑地とは、ホタルの国(ホタルの里)とは
- とんもり谷戸とは(飛森谷戸)
- ホタルの見れる時期
- 生田緑地、とんもり谷戸のホタルを見に行く際に使える駐車場、行き方
- 6月中旬に生田緑地のとんもり谷戸でホタルを見てきた!
- 【関連記事】若葉台の上谷戸親水公園「ホタルのさと」で蛍を見てきた
生田緑地のどこでホタルが見れるのか?
生田緑地にはホタルが住んでいる場所が2つある。1つが特定非営利活動法人かわさき自然調査団 生田緑地整備事務所・生田緑地運営共同事業体が主催する「生田緑地 ホタルの国」。もう1つが「とんもり谷戸」。
生田緑地とは、ホタルの国(ホタルの里)とは
生田緑地(いくたりょくち)は、神奈川県川崎市多摩区枡形、東生田、長尾、および宮前区初山にある都市公園(総合公園)である。なお、桝形山(ますがたやま)及び飯室山(いいむろやま)の大部分は生田緑地内に含まれている。
向ヶ丘遊園駅、登戸駅から近い。歩けないことはないが、徒歩20分くらいか。近くにはドラえもんの作者、藤子・F・不二雄さんのミュージアムがある。生田緑地内には岡本太郎記念館、周辺には専修大学と明治大学がある。
その生田緑地の北西側にあるのが「生田緑地 ホタルの国」。Google Mapには「ホタルの里」という名前で登録されている。コロナウイルスの影響で2020年からは閉鎖されている。5~6月のホタルの見れる時期に1~2日ほど、抽選で開放しているが、基本的には入ることができない。
生田緑地ホタルの国の公式ホームページ(特定非営利活動法人かわさき自然調査団)
【川崎市向ヶ丘遊園】「生田緑地ホタルの国」に行って来た | 東京散歩ぽ
生田緑地ホタルの里、2021年は・・・今年も中止です!│Noborito Blog
とんもり谷戸とは(飛森谷戸)
飛森と書いて「とんもり」と読みます。古くから地元で呼ばれている地域をあらわす言葉で、住所表示等には使われていないものです。とんもり谷戸は宮前区の北西に位置し、川崎国際生田緑地ゴルフ場に隣接する正八幡社跡地&おもい出のうたのこみちがある「やすらぎの森」からなる雑木林と、 ゴルフ場内にある滝沢の池(初山の池)から流れ出る用水路(とんもり川)とから形成されている場所です。
生田緑地の南側、宮前区側にあるのが「とんもり谷戸」。護岸された小さな小川沿いにある遊歩道。ここにホタルがいる。2021年6月にはホタルの国は閉鎖されていたが、とんもり谷戸のほうが開放されており、ホタルがいたので訪問客がけっこう多かった。
ホタルが1番いるのは初山中央広場。自動販売機、トイレがあるが駐車場はない。
初山中央広場 (神奈川県川崎市宮前区初山 市立公園 / 公園) - グルコミ
ホタルの見れる時期
毎年変わるが、だいたい5月中旬~6月中旬の1ヶ月、ホタルが観察できる。6月の初旬くらいが1番、ホタルの数が多いピークのようだ。
生田緑地ホタルの国の公式ホームページ(特定非営利活動法人かわさき自然調査団)
特定非営利活動法人かわさき自然調査団水田ビオトープ班(岩田臣生)が調査している、ホタルの国のホタル調査2021を見ると最新のホタルの分布数がわかる。とんもり谷戸はこの調査対象外だが、同じ生田緑地なので参考になる。
見に行きたいけど、ホタルがまだいるのかわからない。という時はこのデータがとても参考になる。他にはTwitterやGoogle Mapの最新の口コミでも確認することができる。
生田緑地、とんもり谷戸のホタルを見に行く際に使える駐車場、行き方
生田緑地には駐車場が整備されている。生田緑地ホタルの国は西口駐車場が1番近い。
駐車場のご案内 3か所ご用意がございます
・東口駐車場 乗用車は入庫5:00~22:00 出庫は22:00以降も可能です。また、完全予約制でバスが駐車出来ます。入出庫は8:30~17:00です。
・西口駐車場 乗用車専用です。入庫5:00~22:00 出庫は22:00以降も可能です。
・大型バス専用(浄水場通り) 大型バスが4台駐車出来ます。予約は出来ません。24時間営業です。
とんもり谷戸に行く場合は生田緑地の駐車場からだと徒歩20分くらい。とんもり谷戸でホタルを観察する場合に使える駐車場は3つ。自転車なら初山中央広場に簡単に停めておくことができる。
生田緑地の駐車場に停めて、徒歩20分くらい歩く
22時までしか使えないので注意。生田緑地内でも夜は暗いので足元には注意。この方法が最も安全で、迷惑のかからない公式的なホタルを見る際の駐車場。2時間滞在すると考えると駐車料金は400円くらい。
- 乗用車 1時間以内 200円
- 超過料金 30分ごと 2時間以内 100円、2時間超 50円
とんもり谷戸から近い、コインパーキングに停めて徒歩5分くらい歩く
とんもり谷戸でホタルを観賞する場合、生田緑地の公式駐車場からだと少し遠いので近隣のコインパーキングを利用するのも手だ。1番近いのは三井のリパーク 川崎平4丁目駐車場。料金は生田緑地駐車場と同じく、2時間400円くらい。この方法が1番楽。
- 07:00-19:00 40分/200円
- 19:00-07:00 60分/100円
- 最大料金
【全日】7:00~19:00以内 最大料金800円
【全日】19:00~7:00以内 最大料金400円
近隣のコンビニやスーパーに停めて徒歩5分くらい歩く
とんもり谷戸でホタルを見ていた人たちにどこに車を停めているのか聞いたら、けっこう多かったのがこの方法。1番近いファミリーマートや相鉄ローゼンたいら店に車を停めて歩いてきているようだ。この方法で駐車場を利用するかどうかは、各人のモラルに任せる。
6月中旬に生田緑地のとんもり谷戸でホタルを見てきた!
6月中旬の曇りの日の夜、とんもり谷戸へ。少しホタル観賞のピークの季節は過ぎてしまっているが、まだ数匹ながらホタルはいた。
とんもり谷戸はほぼ一本道なのでわかりやすい。特にホタルが見れる場所は初山中央広場のあたり。自動販売機、トイレがあるが駐車場はない。ただ、道幅は狭いので混んでいる時は子連れ親子で大混雑する。
初山中央広場 (神奈川県川崎市宮前区初山 市立公園 / 公園) - グルコミ
とんもり谷戸の入り口。交通量は意外と多いので注意。
生田緑地の敷地の端に位置する、とんもり谷戸。ここから小川沿いに少しずつ上がる。
とんもり谷戸の看板。遊戯王カードみたいなこのフォントを夜中に見るのが怖いと思うの俺だけ?
護岸された小さな小川。道は舗装されているが、かなり暗いし狭いので注意。
ゲンジホタルの一生が紹介されているが、ライトで照らさないと全く見えない。かといって周りにホタルを観察している人がいるとライトで照らして見るのは気が引ける。
生田緑地の散策路なので、所々に看板がある。
さらに奥に進む。
とんもり谷戸は一本道で、とにかく川沿いに行けばホタルがいる。
生田緑地、とんもり谷戸のルール。まぁ当たり前のことばかりが書いてある。
ホタルが一番見やすい、初山中央広場に到着。
ホタルの捕獲は禁止されている。子供は捕まえて持って帰りたいだろうなー。とんもり谷戸、生田緑地にはカブトムシもいるので夏場はカブトムシ目当ての親子がよく来ている
川沿いの木々にホタルがいる。数は少ないが、行けば必ず見つかる。
かなり暗いので撮影は困難。
親子連れがとても多く、正直ちょっとうるさい。ランタンやヘッドライトを使っている人も多くて、若葉台よりもホタル鑑賞、撮影はしにくかった。
ピントがあわない。
特にホタルがいた場所は小川沿いの小道が樹木で覆われているエリア。
あまり時間もなく、人混みの中だったのでさっと撮影して退散。
わかりにくいが、ホタルが飛んでいるのがわかるだろうか。
行くのが遅かったからか、ホタルの数は少なかった。6月初旬はもう少しいたのだろうか。ただ、ホタルが生息している小川沿いに散策路があるので、ホタルとの距離がすごく近い。触れる距離にホタルが何匹かいた。
風があり、動くのでなかなか撮影できない。スマホでフラッシュを使って何度も撮影している人がいたが、全然撮れていなかった。
人馴れしているのか、ほとんど逃げないホタルもいた。
柵にもホタルが。
懐中電灯をうまく使って照らせば、スマホでもうまく撮影することができる。
iPhoneで撮影。生田緑地とんもり谷戸は駐車場が遠いのがちょっと残念だが、気軽にホタルが観賞できるのは嬉しい。
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東京都稲城市、京王相模原線「若葉台駅」の近くにある上谷戸親水公園の「ホタルのさと」ではホタルを見ることができる。都内からも車で30分~1時間くらいでアクセスできる上に駐車場も無料。
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