ドクターマーチンに100均のインソールを使ってみよう
ドクターマーチンのインソール問題は意外とみんな悩んでいるらしい。買ったままの状態だとけっこう痛くない?ワンサイズ大きく買って、インソール2枚重ねるとだいぶ楽になる。
俺は約20足ドクターマーチンを所有しているが、インソールを重ねたり、交換したりけっこう色々とカスタマイズしている。(※インソールとは靴の中敷きのこと)
ドクターマーチンに新しい中敷きを使うパターン
マーチンは基本的にインソールが張り付いていて、取替式ではない。インソールを使用する場合、いくつかのパターンが考えられる。
・ドクターマーチンのサイズが大きいので調整用に重ねて入れる
・歩くのが辛い・かかとが痛い、母指球が痛いので、クッション性のあるインソールに交換
・純正インソールがボロボロなので交換
・身長を盛りたいので、かかと(ヒール)だけ入れる
など。俺が1番多いのは最初の2つ。同じドクターマーチンの型でも生産国などによってけっこうサイズが微妙に変わる。足のサイズに合わせたら足の甲が窮屈で、足の甲の高さに合わせたらつま先が痛い、みたいなことはドクターマーチンあるあるかも。そういう時に大きいドクターマーチンを買って、中敷きを2枚にすることで履きやすくサイズ調整することは多い。ドクターマーチン公式ショップでも女性などには薦めている方法だ。
もう一つは、インソールごと交換するパターン。ドクターマーチンって正直、歩きにくいのよね。俺は特に母指球(足の裏の親指の付け根あたり)が痛くなることが多い。ソールが堅いし、純正インソールのクッション性が少ないことが原因だ。なのでよく100均のクッション性が高いインソールに交換する。
ドクターマーチンの純正交換用インソール(クラシックとコンフォートの違い)
ドクターマーチンの公式が販売している純正交換用インソールは2種類ある。
コンフォートと呼ばれる、踵部分が分厚いクッション性の高いモデル。1500~2000円くらい。 快適という名前だけあって、ヒールの厚みがすごい。(※クラシックモデルが公式サイトでも見つからない+Amazonで価格が高騰しているので生産中止か?)
クラシックと呼ばれる、普通のタイプ。ドクターマーチンを買うと入っている中敷きはこれとほぼ同じ。
ドクターマーチン純正インソールについては下記ブログで詳しく解説されている。表面の柔らかさを計測している、すごい記事。
参考 : https://biontech.jp/drmatin-insole
参考 : 【レビュー】ドクターマーチンの純正インソールを買ってみた
上記の純正インソールはAmazonやドクターマーチン公式ネットショップ、ABCマートなどで購入できる。純正の販売されているインソールは、クッション性が高く、当然ながらドクターマーチン用に作られているので、一番良い選択肢だ。ただ、個人的には純正のインソールはあまり使っていない。理由は単純。値段が高い。1500円だったら100均のインソールが15セット買える。良いインソールを選べば、性能に大きく差を感じない。なんなら厚さなどを買えて100均インソールを複数揃えておくとドクターマーチンごとに変えたりできる、という選択肢が持てる。ていうか20足も持ってたらインソールにそんなお金かけられない!(笑)
ただ、純正のインソールはかかとにドクターマーチンのマークが入っているのは何にも代えがたいことだ。しかし、これも個人的には気にならない。しばらく履いているとあのマークは剥がれてなくなるから、見た目では純正かどうかわからなくなってしまうことがある。
ということで俺個人は「ドクターマーチンは純正インソールではなく100均のインソールで十分」という意見。
ドクターマーチンごとのインソールの取り外し可否
実はドクターマーチンにはインソールが外せるものと外せないものがある。
これはスチールトゥのドクターマーチン3ホール。
インソールは取り外しできない。というか実質ないタイプ。
これは定番のドクターマーチン3ホールのチェリーレッド。
現行のモデルは大体、中敷きは取り外し可能。
取り外しは簡単。たまに両面テープで止まっているが、無理に剥がしても大丈夫。
サイズの大きい10ホール。
インソールは取り外しできないタイプ。
ドクターマーチンに100均のインソールを入れる
左が純正。真ん中が100均。裏返して置いている。
正直、100均のインソールは何でもいいと思う。キャンドゥ、ダイソー、セリアなどの100円ショップのどこでも売っている。強いていうなら、黒で目立たないもので、かつなるべく薄くてクッション性の高いものを選ぶのがおすすめ。
100均のインソールでもサイズを間違えなければ中でずれることはない。丁寧にインソールの大きさをカットすれば中敷きが動くことはない。
100円ショップの中敷きをカット
かかとを合わせて切る。
元々入っていた純正インソールに重ねて切るとサイズはピッタリ。これで失敗したことは一度もない。
ちゃんとサイズを合うように切れば靴の中でピッタリ。かかとも綺麗に埋まる。100均のインソールだからってドクターマーチンとサイズが合わないなんてことはない。
ドクターマーチンに100均のインソールを入れてみた
中敷きを交換する。この3ホールの場合は純正インソールだと足の裏が痛いので、クッション性の高い低反発の100均インソールに交換した。
定番のドクターマーチン8ホール。1460のチェリーレッド。
8ホールはインソールが取り外しできないものも多いが、これは取り外し可能なモデルだった。
中敷きを取り外すとこんな感じ。
取り出して触ってみるとドクターマーチン純正のインソールもクッション性ある感じするんだけど、実際履くと足の裏痛いんだよな~。
ドクターマーチン x copperの8ホール
これはインソール取り外し不可。
ただ、足の甲の高さが大きくて、履くとぶかぶか。100均インソールを追加で1枚入れて大きさを調整している。
他にもサイズは合っているのに足の甲の部分が高くてサイズが大きく、ぶかぶかの10ホールがある。これにも薄くてクッション性の高い低反発の100均インソールを追加。中敷きが2枚重なっていることになる。
ドクターマーチンに100均のインソールを使う時は色と厚みに気をつけよう
実際に重ねたり、交換して入れたインソールたち。白は目立つし、紫もなんか違和感がある。やっぱ黒いインソールが1番落ち着く。低反発で薄い、黒いインソールを100均で探すのが1番おすすめ。
小技として、ぶかぶかで大きいドクターマーチンの場合、インソールが取り外しできればインソールを2枚重ねるときに100均インソールを下にして、純正インソールを上に重ねれば、純正インソールしか見えないので他人からは全くわからない。
あとは厚さ。薄いのがオススメ。左が純正。右2つが100均。厚さが微妙に異なる。ぶかぶかだと感じたドクターマーチンでもインソールを1枚いれるだけで予想以上に足が窮屈に感じたりする。サイズが大きくても合わせられるので、古着やビンテージのドクターマーチンも使えるようになるのがお得。
大げさだが、0.5mmくらいでけっこう履き心地が変わるのだ。なのでなるべく薄いものを選んでおくと、重ねたり交換するときも使いやすい。
100均のヒールパッドをドクターマーチンに入れて身長を盛る
他にもたくさんある、100均の靴グッズ。ドクターマーチンあるあるの踵の靴ずれ帽子のタメのシール。これは縦に貼るとドクターマーチンで使える。
下の2つは拇指球を守る保護シート。これは女性のパンプスとかに貼るやるで、ドクターマーチンでもけっこう使える。古いマーチンだとソールが潰れてて痛い箇所がある時に、これを貼ると良い。
ヒールパッドは踵だけのインソール。左足が黒いヒールパッドを入れている。インソールと見た目は余り変わらない。ジェルタイプなども売っている。シークレットインソールとも呼ばれて売られている。ジェルタイプは薄くて歩きやすくするだけだが、厚みのあるタイプは2~3cmくらい身長が盛れる。俺は踵が上がりすぎて、ヒールのある靴を履いているみたいで逆に足の裏が疲れるのでちょっと苦手。