チュークでダイビングしかしない!という人におすすめなのがトラックストップホテル。日本の旅行代理店のサイトでは「ストップホテル」という名前になっていることもあるが、同じホテルのことだ。チューク在住の著者が何度も泊まって情報をまとめてみた。
※情報は正確なものを載せるよう努めたつもりだが、途上国なのでその時の状況で色々変わることもある。それを承知で参考にして頂ければ幸いです。
トラックストップホテルってなに?
チュークに3つある観光向けホテルのうち、最も中心街に近くてダイビングに適したホテル。客室、レストラン、ダイビングセンターがぎゅっとまとまったコンパクトなホテルだ。1993年にアメリカ人のビルさんが立ち上げたホテルで、ブルーラグーンとは違う雰囲気。
トラックストップにはトラックラグーンダイブセンターが併設されている。トラックストップからジープ島、フォノム島に行くことはできない。
場所
ミクロネシア連邦チューク州のウエノ島のちょうど真ん中あたりに位置する。空港から車で10分程度。中心街近くに位置しているので、スーパーマーケットなどに歩いて行ける立地が良い。レストランやお酒がけっこう高いので、生活費の節約になる。ホテル前の道路はそこそこ交通量があるのでタクシーもつかまりやすい。
部屋、値段
部屋はいくつかのランクに分かれているが、主に使われることが多いスタンダードとスイートを紹介する。予約はメールのみ。エクスペディアなどの予約サイトは全て非対応。
スタンダードルーム
1泊1部屋で1人だと125ドル、2人だと140ドル。それ以上はエキストラベッドで、1人+30ドル。(2018年12月の金額)
ほとんどの部屋がツインベッドだが、中にはダブルベッドの部屋があるので注意。全部屋にテレビ(たまに映る)、クローゼット、コンセント、冷蔵庫、洗面台、ホットシャワーがある。
ガスコンロやケトルはフロントに言えば無料で借りることができる。ドライヤーはない。ベランダはほとんどの部屋にあるが、ない部屋もある。
各部屋に沈船の名前が振られていて、プレートには説明が書かれている。
スタンダードの1つランクが高い部屋「オーシャンビュー」もある。スタンダードと基本的に同じだが、ベランダが海に面している。1泊1部屋で1人だと135ドル、2人だと150ドル。それ以上はエキストラベッドで、1人+30ドル。(2018年12月の金額)
スイートルーム
2018年に完成した新しい建物にはスイートルームが8部屋。各部屋はチュークスイート、グアムスイートのようにミクロネシア連邦の4州と周辺国4各国の名前がついている。1泊1部屋で1人だと155ドル、2人だと170ドル。それ以上はエキストラベッドで、1人+30ドル。(2018年12月の金額)
基本的設備やアメニティはスタンダードと同じだが新しくて綺麗。スイートルームは各部屋少しづつ異なるが、共通しているのは部屋が2部屋あり、リビングと寝室が別れている。キッチンがあり、レンジなどが使える。ベランダがない部屋が多く、サイパンスイートとグアムスイートにのみベランダがある。
スイートだけあって、広々した室内は過ごしやすい。ただ、フロントから一番遠いのでいちいち上り下りが面倒。建物の外にも1度でないとフロントに行けないので雨の時は濡れる。スタンダードと大きく変わる点はキッチンの有無くらいなので気にならない人ならスタンダードで十分快適に過ごせる。
これはグアムスイート
こちらはチュークスイート
アメニティ
バスタオル、フェイスタオル、トイレットペーパー、ティッシュ、シャンプー、コンディショナー、ボディーローション(乳液のこと)、石鹸、コップ、飲料水、ハンガーがある。ドライヤーは基本ない。言えば貸してくれるが、あまり良いものではない。アメニティは必ず揃っているわけではないので、もしない場合や欲しいものがあればフロントに相談してみよう。
最低限のアメニティは揃っているが、ハブラシだけないので、持参必須。忘れても近所のスーパーマーケットで買える。
傘は部屋にないが、言えば貸してくれる。
施設
フロント
フロントにはカップ麺やお菓子などが少しだけ売られている。英語が通じる。
Wi-Fi
ブルーラグーンとは違い、全部屋で通じる。多少調子の良し悪しはあるが、部屋でWi-Fiが使えるのは嬉しい。毎回、パスワードの入力をしなくていけないのはちょっと面倒。速度は速くはないが、メールやラインなどをするには問題ない。重いデータなどのやり取りは難しい。最初の2GBまで無料、以降は1GBごとに5ドル払う。
ランドリー
4.5kgで7ドル
ギフトショップ
中庭スペースにある。細かい雑貨もたくさん売っていて、センスが良い。8:00-17:00オープンで、日曜日休み。カード精算可能。
テンプテーションベーカリー
レストランに併設するパン屋。パンケーキやクッキー、ケーキなどが売っている。
サロン
オイルマッサージらしい。40ドルくらい。かなり良かった、と言っていた人もいた。
レストラン、バー
レストランが1軒併設している。7:00-22:00オープンで、休みはない。紅茶やコーヒーはおかわり自由。
木曜日と日曜日の昼はビュッフェ形式になっていて、木曜日が15ドル、日曜日が18ドル。
店内の壁には写真やプレートなど色々なものが飾られていて見ているだけでも面白い。オーナーのビルさんの趣味だ。
VIPルームとして用意されている別室には警察官だったビルさんの過去のバッチや子どもたちが載った新聞記事など、色々なものが飾られている。中を見せてもらうだけなら問題ないので、店員に声をかけてみよう。空いていれば見せてもらえる。
トラックストップレストランので個人的に好きなのは
ピザ。サイズが大きいので1人では多いかも。トッピングが3つ選べる。
刺身は定番で、美味しい。
サーモンステアフライは野菜が入っていて嬉しい。
シュリンプタコス
スパイシーツナロール。14ドル、と値段が高いが美味しい巻き寿司だ。
焼きそば。日本の焼きそばとは違うが、しょっぱくて美味しい。
マングローブバー
ホテルの敷地海側にあるバーで、毎日18:00-22:00オープン。ビールは1缶5ドル程度。カクテルなどは言えば作ってくれる場合がある。
桟橋には夜も入れるので、桟橋の先で飲むお酒はすごく美味しい。
ハードレックバー
どこかで聞いたような店名、どこかで見たようなロゴ…。週3日(水、金、土)18:00-22:00オープン。店内にはビリヤードがある。テレグラフなどの船の設備などが展示されている(チュークの日本船から引き上げられたものではない)。オリジナルカクテルあり。
観光、遊び、周辺施設
トラックストップホテルは中心街に近い場所に位置しているので、スーパーマーケットなどに歩いていける。紹介していないローカル向けのお店や量販店のようなお店も点在しているので、散歩してみても面白い。夕暮れまでにはホテルに戻るように。
シゲトストア
日系人の橋口茂人さん創業のお店。トラックストップから歩いて10分くらい。一通りのものが揃う、チュークでも最大級のスーパー。お酒は売っていない。店内入って右側のスナックバーのアイスクリームが1ドルで美味しい。営業時間は8時~20時(月~土)、12時~18時(日)。
アーサーストア
看板にはAwmと書かれているが、オーナーの名前である「アーサー」が通称。島最大のスーパーのひとつ。お酒を買うならここ!奥の衣料品コーナーも変なものが多くて面白い。営業時間は毎日7:00-20:00。たまに19:00で閉まる。
ジェムビーストア
トラックストップ横の売店。美容院併設。入り口カウンターでは弁当も売っているので、ダイビングの昼食に良い(約3ドル)。ここのチキンは美味しい。それを桟橋で食べるとさらに美味しい!
奥には衣料品が売っていて、島の小学校のTシャツやチュークのマグカップ、Tシャツなどのお土産も売っている。営業時間は7:00-19:00くらい。日曜日もやっていることが多いが、たまに閉まっている。
トラックストップのハイライトはなんといっても桟橋。いつ行っても気持ちがいい。チュークでもお気に入りの場所のひとつだ。夕暮れ時は特に綺麗。
カヌーは借りることができるが、やっている人を見たことがない。桟橋周辺でのシュノーケルなどは自由にしてOK。ただし、船が多く通るエリアなので注意。
その他ポイント
レンタカーは1日65ドル。
地元のパーティーに使われることが多く、その日はレストランが賑わう。
レストラン、ホテル、ギフトショップはクレジットカード決済可能。ビザ、マスターのみ。
トラックストップホテルの良いところ、悪いところ
他のホテルとの比較のために箇条書きしてみた。かなり主観が入っているので、あくまで参考程度に。
トラックストップホテルの良いところ
- 部屋、フロント、レストラン、ダイブショップが1つの建物にまとまっているので移動が少ないし、屋根で繋がっている部分がほとんどなので雨のときでも楽。
- 部屋でWi-Fiが使える
- 綺麗な桟橋がある
- 街中に位置していて、スーパーマーケットなどに歩いていける。そのため、生活用品やお菓子、食品、飲み物、酒類などの買い物には困らない。街中観光も可能。
- 部屋のランクが分かれているので好みで選べる。新しいスイートルームはかなり快適。スイートと言っても2,3人で泊まれば値段も安く済む。
トラックストップホテルの悪いところ
- 部屋によってはベランダがない。機材が干せない(ダイブショップ前で干すことは可能)
- レストランが微妙。味は十分美味しいが、ブルーラグーンリゾートに比べると値段が少しだけ高い。メニューの種類が少ない。
- 桟橋と海は綺麗だが、ブルーラグーンリゾートよりは南国感は劣る。効率的なホテル
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ジープ島、フォノム島のオーナーであり、もうひとつのダイビングリゾート「ブルーラグーンリゾート」の記事はこちら。
kurakurakurarin.hatenablog.com
ジープ島とフォノム島についてはこちらの記事をどうぞ。
kurakurakurarin.hatenablog.com
kurakurakurarin.hatenablog.com
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