和室の窓枠にカーテンを取り付けたい
和室の障子だと完全に遮光できなかったり、結露がひどくて木枠がずっと濡れていたり、窓2面を全開できなかったり、不便だった。木製の障子窓を取り除くのは簡単だが、代わりのカーテンを取付ける方法を模索していた。
しばらくは襖、障子窓を外して100均のカーテン用ビニール紐とレースカーテンをつけていた。横幅1mを超えると弛んでしまい、使いにくかった。
そこで、洋室用カーテンレールを窓枠の外側に取り付ける方法を考えた。しかし、カーテンレールの幅だけ窓枠から飛び出すので部屋が狭くなるのが嫌だった。障子窓の窓枠幅が十分あるので、襖の溝に直接カーテンレールを埋め込んで、取り付けてみた。
和室の障子窓の溝に埋め込めるカーテンレールを購入
和室の引き戸、窓がはまっていた溝。ここは鴨居にあたるのか?襖や障子の木枠がスライドするためにはまっていた、カーテンレールと同等の溝。
横幅は約2cmだった。
この和室の障子窓の溝にハマるカーテンレールはあるのだろうか?ネットでカーテンレールを調べてみた。長さや奥行きは書いてあっても、レール自体の幅が書かれていない。
結局、近所の大型ホームセンター ユニディに探しに行った。商品を見ても、やはりカーテンレール自体の幅は書かれておらず、自分でメジャーで測る必要があった。
幅約2cmのカーテンレールはいくつかの商品があったが、どれも長さが和室の障子窓の溝に合わない。洋室と和室では基準となる寸法が異なるためだろうか。
仕方ないので長いカーテンレールを買って、自分で切る方にした。アルミ製の薄いカーテンレールを選んだ。購入したのはトーソー株式会社のステンレス製カーテンレール ダブル1.82m。レール形状はニューレルC型、定寸タイプ。
買ったカーテンレールの幅は約2cm。襖の溝にピッタリだった。
ネットでは楽天で同じ商品を見つけることが出来たが、amazonにはなかった。似ている商品はあったが、商品詳細を見ても同型かわからなかった。
カーテンレールを分解する
カーテンレールを繋いでいるパーツはネジで取れる。
ネジが固いが、カーテンレールを分解できた。
作業中、カーテンレールのパーツがガシャガシャうるさいのでセロハンテープで固定した。
両端のパーツがないとカーテンレールの駒が外れてしまうが、今回は和室の障子窓の溝にピッタリの寸法ではめるため、不要。
両端のパーツは幅がカーテンレールより大きいので、障子窓の溝には入らない。
カーテンレール両端のパーツも分解し、完全にレールのみにする。
ステンレス製のカーテンレールを切断する
障子窓の枠の横幅を測り、印をつける。
不要なパーツは保管した。
ネジ穴がついているので和室の窓枠溝に直接取り付けられる。
金属用のノコギリで切断。薄いアルミのようなステンレス素材なのでけっこう簡単に切れた。
ヤスリで軽くバリを除去。
和室の障子窓の溝にはめてみた。まるで既製品かのようにピッタリだ!
障子窓の溝にカーテンレールを埋め込む
ネジでカーテンレールを取り付け。電動ドリルがあると楽。手だときつい。上向きにネジをつけるのは難しい。何度かネジを落としたので、無くさないように床は掃除しておこう。
溝の寸法にほぼピッタリで切ったつもりだったが、1cmほど短かった。窓枠とカーテンレールの間にホースのようなビニールチューブをはめてスペースを埋めた。埋めないとカーテンレールのコマが落ちてくる。
カーテンレールを取り付けた後に、カーテンのフックよりカーテンレールのコマが多いことに気付いた。余分なコマがあるとジャラジャラうるさいし、カーテンがきちんと閉まらない。面倒だったが再度外して、不要なコマは取り除いた。
完成。レースカーテンと断熱遮光カーテンを2つ取り付けた。カーテンをまとめるタッセルは真鍮のネジを和室の障子窓枠につけて、付属タッセルをかけた。
デメリットだと感じた点は、元々は障子窓のスペースなので、カーテン2枚だと嵩張ってしまい、窓を閉めるときに邪魔になることがあった。また、カーテンレールが溝に埋まっているので、カーテンのフックの長さを調整しないと和室の障子窓の木枠にカーテンが触れる。俺の和室の窓枠はカビや結露で木枠が毛羽立っていて、ささくれのようになった木の窓枠にカーテンが引っかかった。カーテンが閉めにくかったり、繊維が破れたりした。カーテンレールとフックの長さ(高さ?)調整は大事。
使用したレースカーテン、断熱遮光カーテンは下記。我が家の和室障子窓の寸法はおよそW170xH95。どのカーテンも縦幅が長いので、縫い直す必要があったが面倒だったので今の所クリップで留めて使用している。