
ベトナムのソンドン洞窟ツアーでは、ジャングルの急斜面、何度もの川渡り、湿度の高い洞窟、泥の通路を4日間歩き、洞窟内のキャンプサイトで3泊する。一般的な登山と大きく違うのは、靴や服が濡れる可能性ではなく、最初から完全に濡れることを前提に装備を選ばなければならない点である。

荷物は「ポーターが運ぶ最大7kgのバッグ」と「行動中に自分で背負うザック」に分ける必要がある。ポーターへ預けた荷物は次のキャンプサイトまで取り出せないため、単に必要な物を揃えるだけでなく、どちらのバッグに入れるかまで考えておくことが重要になる。

私はカリマーのリッジ30L、非GORE-TEXのメレル Agility Peak 5、速乾性のサッカーユニフォームとコンプレッションウェア、iPhone 17 Pro、GoPro Mission 1、合計約50,000mAhのモバイルバッテリーなどを用意した。この記事では、Oxalis Adventureの公式案内と、実際に3泊4日の洞窟探検で使って、役立った物、使わなかった物を詳しく紹介する。
靴・乾いた服・防水バッグ・睡眠用品を優先する

ソンドン洞窟の装備で最も重要なのは、防水靴ではなく、水が入っても抜けやすいグリップ力のある非防水シューズである。川は避けて歩くのではなく、靴を履いたまま何度も渡る。GORE-TEXなどの防水靴は一度水が上から入ると抜けにくいため、Oxalisも排水性の高い靴を案内している。

次に重要なのが、キャンプで着る乾いた服を行動着と完全に分け、防水袋へ入れておくことだった。洞窟内は湿度が高く、濡れた服や厚手のソックスは一晩干しても乾かないことがある。濡れた服を乾かして翌日に使う計画ではなく、日数分の各日の行動着と、絶対に濡らさない就寝用の服を最初から分けた方がよい。
個人的に持っていって特に役立ったのは、速乾性ウェア、コンプレッションタイツ、複数の防水袋、DEET配合の虫よけ、ドライシャンプー、ボディシート、ベビーパウダー、スマートフォン用ストラップ、自前のヘッドライト、大容量モバイルバッテリーだった。反対に、行動食を持ちすぎ、防水スマートフォンケース、予備の手袋、湿布、各種テープはほとんど使わなかった。
そして、私が忘れて最も後悔したのが耳栓とアイマスクである。テント、マット、枕、寝袋はOxalisが用意してくれるが、洞窟内では参加者、ポーター、鳥、コウモリ、虫などの音が聞こえる。装備を軽くしたい場合でも、この2つは小さくて軽いため持っていくことをおすすめする。
ソンドン洞窟ツアーでは荷物を3つに分ける
荷造りを始める前に、ツアー中の荷物の流れを理解しておく必要がある。ソンドン洞窟ツアーでは、旅行用の大きな荷物、ポーターへ預けるキャンプ用荷物、行動中に自分で背負う荷物の3つに分ける。
| 荷物 | 主な内容 | ツアー中の扱い |
|---|---|---|
|
旅行用バッグ・ スーツケース |
ツアーで使わない物全て |
Oxalisが預かり、解散時に返却 |
| 15Lセミドライバッグ | 着替え、キャンプ用衣類など |
最大7kg ポーターが次のキャンプへ運んでくれる |
| 20~30L前後の行動用ザック | 水、カメラ、薬、雨具、ヘルメット、ヘッドライトなど | 自分で終日背負う |
ポーターが運んでくれる15Lのセミドライバッグは最大7kg
Oxalisからは、約15Lの赤いセミドライバッグが1人1個貸し出された。ここには、翌日以降の行動着、キャンプサイトで着る服、下着、衛生用品などを入れ、重量は7kg以内に収める。ポーターが毎朝回収し、参加者より先に次のキャンプサイトへ運んでくれる。
このバッグは行動中に開けられないため、日焼け止め、薬、カメラ、昼間に使う雨具などを入れてはいけない。また、「セミドライ」であり、すべての内容物が必ず完全防水になると考えない方がよい。一応、ポーターはこのセミドライバッグをさらに防水リュックに入れて運んでくれているが、雨天時などは濡れない保証はない。就寝用の服、バッテリー、濡らしたくない小物は、さらに個別の防水袋へ入れておくと安心。
行動用ザックはヘルメットが入る20~30L前後

Oxalisの案内では20Lまたは20~30L程度のトレッキング用ザックが目安になっている。私が事前に受け取った案内では、貸し出されるヘルメットを収納できる30L前後が推奨されていたため、カリマーのリッジ30Lを使った。撮影機材と大容量モバイルバッテリーも持つなら、20Lより30Lの方が余裕を作りやすい。
ザックには、水、カメラ、スマートフォン、薬、サングラス、日焼け止め、虫よけ、雨具、ヘルメット、ヘッドライトなど、その日の途中で必要になる物を入れる。洞窟を出てジャングルを歩く時間にはヘルメットを外すこともあるため、ザック内部に収められる大きさが必要。ヘルメットを外部にぶら下げるのは危ないのでNG。
大きな旅行用バッグと貴重品はフォンニャへ置いていく
ホーチミンで購入したお土産、洞窟探検では使わない衣類、旅行用の大きなバックパックなどは、Commander LodgeまたはOxalisオフィスへ置いていける。ツアー終了後に返却されるため、5泊6日の旅行荷物をすべて洞窟へ持ち込む必要はない。
パスポート、現金、クレジットカードなどの貴重品も、出発前にタグを付けてオフィスへ預けた。ソンドン洞窟ツアー中に現金は不要。現地スタッフの指示に従い、ツアーで不要な貴重品は安全な場所へ保管してもらった方がよい。
テント・寝具・ヘルメットなどはOxalisが用意する
キャンプ用品は自分で持参しなくてよい

テント、マット、枕、寝袋は各キャンプサイトに用意されており、自分で運ぶ必要はない。テントは防水性のあるフライシートとモスキートネットの扉は二重構造で、到着時にはマットが2枚敷かれていた。テント内で使うバッテリー式の小型扇風機も1人1台借りられた。

飲料水、コーヒー、紅茶、トイレットペーパー、手洗い用の水、環境配慮型のコンポストトイレなどもキャンプに設置される。一般的なキャンプのように調理器具、食器、大量の水、テント、寝具を個人で持ち込む必要はない。緊急用の救急用品、救助装備、衛星電話もOxalis側が用意している。
ヘルメット・洞窟用ライト・手袋・ハーネスも貸し出される

洞窟内で使うヘルメット、ヘルメット装着式のライト、新品の伸縮性手袋、ハーネス、カラビナなどもツアー料金に含まれている。希望者はキャンプサイト用ヘッドライト、水筒も借りられる。手袋は大小2サイズあった。ツアー中に2~3枚は無料でもらえる。私は予備の手袋も持参したが、支給された物で問題なく、結局使わなかった。
Oxalisでは基本的なジャングルブーツの貸し出しも案内しているが、靴は安全性と快適性への影響が大きい。誰も借りていなかった。自分の足に合う靴を事前に用意し、濡れた状態で長時間歩いても靴擦れしないか試しておく方が安心である。
靴はGORE-TEXではなく、排水性とグリップ力で選ぶ
防水靴が非推奨なのは、上から入った水が抜けないため

ソンドン洞窟までのルートでは、川を飛び石で避けるのではなく、靴を履いたまま膝から腰ほどの深さまで入る。どれほど防水性の高い靴でも履き口より上まで水に入れば内部は濡れ、GORE-TEXなどの防水膜があると入った水が抜けにくい。そのため、Oxalisは足全体を覆うクローズドタイプで、荒れた地形に対応するグリップ力と排水性を持つ靴を推奨している。
重い登山靴は必須ではなく、濡れても重くなりにくいトレッキングシューズやアプローチシューズ、トレイルランニングシューズが候補になる。ただし、スポーツサンダルで行程を歩くのは不可で、岩、枝、虫から足を守れる靴が必要である。
事前に問い合わせした時は、非防水のトレイルランニングシューズであれば基本OK、とのことだった。
メレル Agility Peak 5の非GORE-TEXモデルを使用

私はソンドン洞窟用に、メレル Agility Peak 5の非GORE-TEXモデルを購入した。水へ入るとすぐ靴の中まで濡れるが、川から出た後は歩いているうちに水が抜け、軽さとクッション性も十分だった。ツアー全体を通して靴擦れは起きず、選択としてはよかったと思う。
一方、水中では少し靴が緩く感じたため、普段より大きめを選びすぎないことも重要だった。最終日の深い泥では、足だけが沈むと靴を引き抜かれることがあるため、出発前に靴ひもを締め直した。かかとが浮かず、濡れても脱げにくいサイズを選び、本番前に水辺や雨天で試しておくとよい。
ふるさと納税で作ったオーダーインソールへ交換していたが、洞窟では泥や砂利が大量に入り、インソールも傷んだ。高価なインソールを使うより、濡れても惜しくなく、ツアー後に交換できる一般的なインソールで十分だったと思う。
ソックスは4足以上、キャンプ用サンダルは踵が固定できる物がよい

Oxalisは、ふくらはぎまで届くソックスを4足程度用意するよう案内している。私はコットンを含まず、ポリエステルやナイロンを中心にしたインジンジの中厚手トレッキングソックスを選んだ。普段の登山で履いているモンベルのソックスと迷ったが、ウイックロンはコットンを含むため、今回はやめた。速乾素材でも洞窟内では厚手のソックスが一晩で乾かなかったため、洗って再利用する前提ではなく、行動日数分を持っていく方が確実である。
キャンプサイトでは行動用の靴を脱ぎ、サンダルへ履き替えられる。ただし、ハンエン洞窟のキャンプ周辺には砂や泥があり、普通のビーチサンダルでは歩きにくかった。次に行くなら、踵を固定できて滑りにくい軽量スポーツサンダルを選ぶ。あとけっこう砂が着くので素足も私は不快で、キャンプサイト用の靴下を履いていた。キャンプサイト用のソックスも行動用とは別に1足確保し、防水袋へ入れておくと快適である。
服装は速乾性・肌の保護・写真映えを考える
公式推奨は明るい色の長袖速乾シャツと長ズボン
Oxalisの公式案内では、明るい色の長袖速乾シャツを3~4枚、速乾性の長ズボンを2~3本用意することが推奨されている。洞窟内は暗いため、黒や濃紺より赤、黄色、青などの明るい服の方が、スタッフに見つけてもらいやすく、写真や動画でも人物が分かりやすい。

私は明るい色のサッカーユニフォームを4枚、ユニクロとTHE NORTH FACEのハーフパンツを合計2枚持参し、その下にヒル対策の上下のコンプレッションウェアを着た。サッカーユニフォームは速乾性があり、暗い洞窟でも色が映えたため撮影には向いていた。
ヒル対策は肌を露出せず、服の隙間を減らす
ツアー中、肌が出ていた参加者2人がヒルに噛まれ、腕や腰から出血していた。私はヒルが苦手だったため、半袖とハーフパンツの下にコンプレッションシャツとタイツを着て、シャツをズボンの中へ入れた。その結果、噛まれずに終えられた。

ワークマンの安価なコンプレッションウェアでも肌を覆う役割は十分に果たした。ジャングルでは冷感タイプが涼しかったが、洞窟内部では風が当たると寒く感じる可能性があるため、通常の中厚手タイプと使い分けた。虫よけだけに頼らず、長いソックス、長袖、長ズボン、裾や腰回りの隙間を減らすことが基本になる。
キャンプ用の乾いた服と季節に合う防寒・雨具
行動着とは別に、キャンプサイト専用の乾いたTシャツ、ハーフパンツ、下着、ソックスを用意した。汗や川で濡れた服から着替えるだけで身体がかなり楽になり、就寝時の冷えも防げる。キャンプ用の服は行動中に使わず、必ず防水袋へ入れ、乾いた状態を守ることが重要である。

私が参加した夏季は、キャンプでは半袖と短パンで過ごせたが、夜に扇風機を止めて寝袋へ入る程度には気温が下がった。Oxalisは、冬季の1~3月には長袖、長ズボン、薄手のジャケットなどの防寒着を案内している。季節で必要な服が変わるため、予約後に届く最新のパッキングリストを優先した方がよい。
レインウェアはGORE-TEXの上着だけを持参し、下は持っていかなかった。訪問時は乾季で雨が降らず、上着も一度も使わなかったが、ジャングルでは天候が変わる可能性がある。使用しなかったから不要だったと断定せず、軽量の防水ジャケットは持っておく方が安心である。
洞窟キャンプの睡眠・入浴・濡れた服への対策
耳栓とアイマスクは必須に近い
キャンプにはテント、マット2枚、枕、寝袋が用意され、夏季には小型扇風機も借りられた。設備は想像より整っていたが、私は硬めのマットで腰が痛くなり、鳥や虫の声、参加者の物音で何度も目が覚めた。耳栓とアイマスクを忘れたことが、装備面で最大の失敗だった。
腰痛が心配な人は、持ち込み可能な軽量マットや腰用クッションについて、出発前にOxalisへ確認してもよい。ただし、ポーターへ預けられる荷物は7kgまでで、テント内のスペースにも限りがある。大型マットを持参するのは無理なので、軽量の腰用クッションなどが現実的だろう。
シャワーはなく、湖や川では石けんを使えない
ハンエン洞窟とLevel Playing Fields付近には泳げる水場があり、汗や泥を水で流すことはできた。ただし、自然環境を守るため、湖や川で石けんやシャンプーを使うことは禁止されている。最後のキャンプサイトは水場から離れており、身体を洗うこと自体ができなかった。
ドライシャンプーは想像以上に気持ちよく、毎日使った。ボディシート、小さくて乾きやすいタオル、歯ブラシも必要になる。
足を乾かした後のベビーパウダーが役立った
一日中濡れた靴とソックスで歩いた後、キャンプサイトに着いてすぐにベビーパウダーを使うと、べたつきが減ってかなり快適になった。Oxalisの案内では抗真菌性のフットパウダー(日本ではほぼ売ってなさそう)も推奨されているため、数日間濡れた環境が続くことを考えると用意する価値がある。

濡れた服を入れるため、内側の湿気を逃がすタイプの袋も持っていったが、実際には大きな効果を感じなかった。濡れた衣類は完全に乾かすことより、乾いた服と接触させないことを優先した方がよい。濡れ物用の袋と、乾いた衣類用の防水袋を明確に分けるだけで十分だった。濡れた服用のビニール袋は無料でもらえる。
カメラ・スマートフォン・充電機器の準備
GoProのヘルメット装着は禁止

私はiPhone 17 ProとGoPro Mission 1を主な撮影機材として持っていった。安全上の理由から、GoProをヘルメットへ取り付けることは禁止されており、チェストマウントまたはバックパックのショルダーベルトを使う。

チェストマウントは結局ほぼ使わなかった。行動中はずっとバックパックを背負っているので、ショルダーマウントでほぼ全て撮影した。洞窟は非常に暗く、明るい場所との露出差も大きいため、機材の性能だけでなく、ライトの位置と人物との距離が映像の見やすさに影響する。
自前のヘッドライトを補助光として追加
Oxalisから借りる洞窟用ライトはヘルメットへ装着するが、私は撮影用の補助光として自分のヘッドライトも1個持参した。貸し出しライトは進行方向を照らし、自前のライトは首から下げて手元や近距離を補うように使った。2灯にすると、より明るく人物の顔や足元を動画で確認しやすくなった。
キャンプサイトでも夜間の移動にライトが必要になる。貸し出しライトはバッテリー管理の都合もあるため、自分用の小型ライトが1つは必須。
洞窟内では充電できないため、約50,000mAhを用意

洞窟内には参加者が使える充電設備がない。私はAnker PowerCore 26800とAnker 737 Power Bank(PowerCore 24K)を用意し、合計容量は約50,000mAhになった。スマートフォンとGoProを4日間撮影に使い、最終的には2台のうち約1.5台分を消費した。
Anker 737は購入せず、Rentioで1週間約4,000円でレンタルした。
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購入すると2万円前後したため、旅行中だけ大容量モデルを使いたい場合はレンタルが合理的だった。撮影量が少ない人には50,000mAhは過剰で重いため、1つあれば十分。自分の機器を1日使った際の消費量を確認し、4日分と予備を計算して決めるとよい。
電子機器は防水袋へ入れ、必ず落下防止ストラップを付ける
ザックが雨、川、洞窟内の雫で濡れる可能性があるため、バッテリー、スマートフォン、予備部品は個別の防水袋へ入れた。ザックカバーも持っていったが、川へ深く入る状況ではカバーだけで電子機器を守ることはできない。今回は乾季で雨もないラッキーな行程だったので、バックパックが濡れるほど深い川はなかったが、防水性はバッグの外側ではなく、内部で二重に確保した方がよい。
スマートフォンには、場所によっては落下防止用の紐を付けた。ツアー中、参加者の1人がGoProを落とし、スタッフが探しに戻って無事に見つかったこともあったため、ストラップは必須に近い。スマートフォン用の防水ケースは地下プールで使ったが、水滴がついて撮影は上手くできず、なくてもよかった。
水分・行動食・虫よけ・救急用品
飲料水は無料、合計1.5L持てるようにした

ツアー中の常温の飲料水はすべて用意され、各キャンプと出発前に補給できる。Oxalisから1Lのボトルも借りられたため、私は自分のボトルと合わせて約1.5Lを持ち歩いた。訪問日は休憩が多く、水が不足することはなかったが、暑さと発汗量には個人差がある。塩分補給用のタブレット、ラムネ、経口補水用のタブレットも用意した。
食事は十分で、行動食の大部分は不要だった

羊羹、柿の種、酸っぱいグミ、アミノバイタル、塩分チャージなどを多めに持参したが、食事が美味しく量も十分だったため、行動食の大部分は食べなかった。休憩時に現地のスナックや果物が出ることもあり、想像していたほどエネルギー切れを心配する行程ではなかった。
食べ慣れた物がないと不安な人や、食事制限がある人は別だが、通常は数回分の小さな行動食で足りると思う。ベジタリアンメニューも対応可能。行動食を増やすほど、自分で背負う重量または7kgの制限を使うことになるため、必要以上に持ち込まない方がよい。
虫よけと個人薬は持参し、大きな救急用品はOxalisに任せる
DEET配合の虫よけは、ジャングルとキャンプサイトで使用した。ヒルには服装で肌を覆う対策も必要だが、蚊などを考えると虫よけは持参した方がよい。日差しのあるジャングルを歩くため、帽子、サングラス、日焼け止めも行動用ザックへ入れた。

靴擦れ防止クリーム、靴擦れ防止テープ、キネシオテープ、ホワイトテープ、湿布、腰用コルセットも持っていったが、一度も使用しなかった。ただし、処方薬や普段必要になる薬は自分で準備する必要がある。大きな救急用品と救助装備はOxalisが持つため、自分用には常備薬と、起こりやすい症状へ対応する最低限の物を選ぶとよい。
実際に使って分かった持ち物の評価

持参した主な物を、4日間使った結果で整理すると以下のようになる。使用しなかった物でも、天候、体質、撮影量によって必要性は変わるため、「使わなかった」と「持参する必要がない」は分けて考えた。
| 持ち物 | 使ってみた感想 | 次回の判断 |
|---|---|---|
| メレル Agility Peak 5 非GORE-TEX | 排水性とグリップが良く、靴擦れなし | 再び使う |
| 高価なオーダーインソール | 泥と砂利で傷んだ | 一般的なソールにする |
| 速乾性のサッカーユニフォーム | 乾きやすく、写真でも目立った | 使う |
| 上下コンプレッションウェア | 肌の保護とヒル対策に役立った | 使う |
| 中厚手ソックス |
歩きやすい 一晩では乾かなかった |
日数分を持参する |
| 普通のビーチサンダル | 砂と泥では歩きにくかった | スポーツサンダルへ変更 |
| ドライシャンプー | 毎日使い、非常に快適だった | 必ず持参する |
| ベビーパウダー | 濡れたに役立った | 必ず持参する |
| 耳栓・アイマスク | 忘れて睡眠の質が下がった | 必ず持参する |
| スマートフォン用ストラップ | 岩場や撮影時の落下防止に有効 | 必ず持参する |
| 自前のヘッドライト | 補助光とキャンプ用に役立った | 撮影するなら持参 |
| 約50,000mAhのバッテリー | 撮影で約1.5台分を消費 | 機材に合わせて調整する |
| 防水スマートフォンケース | 地下プールで使ったが効果は小さかった | 不要 |
| 予備の手袋 | 支給品で足り、使わなかった | 不要 |
| 行動食を大量に持参 | 食事が十分でほとんど余った | 少量だけにする |
| 湿布・テープ・靴擦れ用品 | 今回は使用しなかった | 最低限だけ持参する |
| レインウェア上着 | 乾季で雨が降らず未使用 | 持参する |
| 透湿性のある濡れ物用袋 | 期待した効果を感じなかった | なくてもいい |
ソンドン洞窟ツアーの持ち物チェックリスト
行動中に自分で背負う20~30L前後のザックへ入れる物
- 飲料水用ボトル。必要に応じて合計1~1.5L
- スマートフォン、カメラ、撮影用マウント
- 電子機器用の防水袋またはドライケース
- モバイルバッテリー、充電ケーブル
- 個人の薬、最低限の靴擦れ用品
- 日焼け止め、虫よけ
- 帽子、サングラス
- 軽量レインジャケット
- 経口補水・電解質タブレット
- 必要最小限の行動食
- 貸し出されたヘルメット、洞窟用ライト、手袋
ポーターが運ぶ15L・7kg以内のバッグへ入れる物
- 翌日以降の速乾性行動着
- 行動日数分のソックスと下着
- キャンプ専用の乾いたTシャツ、短パン、ソックス
- キャンプ用のスポーツサンダル
- 水着(私は行動着で代用した、なくてもOK)
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- ドライシャンプー、ボディシート
- 薄手で乾きやすいタオル
- ベビーパウダー
- 耳栓、アイマスク
- 濡れた服を分ける袋
- 乾いた服を守る防水袋
フォンニャのホテルへ置いていく物
- 旅行用の大きなバックパックやスーツケース
- ツアー前後だけ使う服と靴
- 洞窟内では使わない電子機器
- お土産など、濡れたり汚れたりさせたくない物
- パスポート、現金、クレジットカードなどの貴重品
濡れる前提で、乾いた物だけは確実に守る

ソンドン洞窟の荷造りでは、すべてを防水にしようとするより、「濡れてよい物」と「絶対に濡らさない物」を分ける方が現実的だった。靴と行動着は濡れる前提で排水性と速乾性を選び、就寝用の服、電子機器、予備のソックスは防水袋で守る。

非防水のグリップ力がある靴、速乾性の服、日数分のソックス、20~30Lのザック、衛生用品が基本で、テント、寝袋、安全装備、水、食事はOxalisが用意してくれる。むしろ行動食や予備用品を増やしすぎず、自分で背負う荷物と7kgのバッグを軽くすることが快適さにつながる。
次に同じツアーへ参加するなら、普通のビーサンをスポーツサンダルへ替え、高価なインソールは使わず、行動食と予備用品を減らし、耳栓とアイマスクを必ず追加する。ドライシャンプー、ベビーパウダー、スマートフォン用ストラップは、見た目以上に役立った小物として再び持っていきたいな。
YouTube動画「ソンドン洞窟ツアー5泊6日」
動画でも紹介しているのでぜひ!

【完全攻略】世界最大ソンドン洞窟!48万円のツアーに行ってみた!
1日目 https://youtu.be/f2wPNDj7Suo
2日目 https://youtu.be/vFQR-Cq0yOA
3日目 https://youtu.be/m3XYMz-hzuI
4日目 https://youtu.be/ofvu1FPs0cc
5日目 https://youtu.be/HqV_hZHcqUA
6日目 https://youtu.be/oPX4JCxYVGI