AIという単語をよく聞くようになって、数年経つが、実際の日常生活で体感することが少なく、自分事として捉えることはほぼなかった。しかし、チャットGPTの登場に伴い、AIツールが一気に一般化した。そもそも、AIは何の略なのか。人工知能(AI、Artificial Intelligence)とは、人間の知能が持つ学習、推論、適応、論証などの機能を備えたコンピュータシステムのこと。
少し考えてみると、通販サイトやチャットボットなど、ありとあらゆる物事がAIで成り立っている。このブログに検索でたどり着いてくれる読者の皆様も、GoogleなどのAIが適正な記事だと判断して、検索上位表示をしてくれて、記事にたどり着いてくれたかもしれない。人間の作業が不要になる、というほど大袈裟な話では今のところ、まだないが、全ての業界において、すでにAIは重要な役割を果たしている。が、実際にそれを日常生活で自分事として活用する方法はまだ難しいと思っていた。
しかし、AIと安全運転のイノベーションで、SRC.ai [Safe Road Club]というアプリが登場した、ということをニュースサイトで知った。これはAIを活用し、自分の車の運転の安全度によって仮想通貨を受け取ることができるシステムになっている。
まずはアプリをダウンロードすると、無料でNFT(ノンファンジブル・トークン)が1つ無料でもらえる。このNFTは自分のアカウントのようなもので、安全運転をすることでレベルが上がる。SRC.aiアプリを運転中に起動すると、AIを使って安全運転データを記録し、GPS速度追跡と分析が行われる。安全度によって、ポイントが付与される仕組み。自分のNFTのレベルが高いほど、より多くのポイントを得ることができる。もしユーザーが安全運転をしなければ、ポイントを得ることはできない。AIの判断により、交通規則を守り、安全運転をすることで、ポイントを獲得できる。
受け取ったポイントはSRCという仮想通貨に交換して、実際に受け取ることができる。SRCはすでに仮想通貨取引所MEXCで上場しており、売買することができるので、売って現金化することも可能だ。
https://www.mexc.com/ko-KR/exchange/SRC_USDT
SRC.aiがこのアプリを通して収集しているのは自動運転技術の開発に活用するための、安全運転のデータ。現在、自動運転車の先頭に立っているテスラのような企業や研究機関が、自動運転アルゴリズムを、さらに発展させるために必要な実際の運転データをSRC.aiから提供されているそうだ。また、海外ではUberタクシーでもドライバーの参加を促し、ビッグデータを収集する予定もあるらしい。
日本での展開はまだ実験的で、これから本格始動の予定。AndroidはすでにGoogle Playでアプリがダウンロードできる。iOSは7月以降に利用可能予定。
https://t.me/SRCofficial_channel
参考記事