JBL コントロール1のエッジを交換してみた
ずっと使っているJBLのスピーカー Control1のエッジがボロボロになった。最初、壊れてるのかと思ってアンプなども色々いじってみたが、音がバリバリ言う。スピーカーは完全に初心者で、エッジという部品が加水分解で壊れることを今回始めて知った。
スピーカーのコーンとエッジ
スピーカーの部品の名前をこういうらしい。初めて知った。今回壊れたのはエッジ。
JBL Control1のエッジ交換をしてみた
ということでエッジの交換をしてみた。スピーカー自体開けるのが初めてだし、よくわからないが、最悪壊れても良いやと思ってやってみた。結論から言うと、時間はかかったけどけっこう簡単だった。
- JBL コントロール1のエッジを交換してみた
- スピーカーのコーンとエッジ
- JBL Control1のエッジ交換をしてみた
- JBL Control1のウレタンエッジが加水分解でボロボロに
- 交換用のエッジはファンテックで購入
- JBL Control1を開ける
- まずは残っているガスケットとエッジを除去する
- スピーカーのウレタンエッジの除去、シール剥がしにはジッポオイルが最強
- 新しい交換用エッジにネジ穴をつくる
- 新しいエッジにボンドを塗る
- 交換したエッジとスピーカーの枠を接着する
- ガスケットを戻す
- 5時間ほど乾かす。
- 配線を繋ぐ
- 後記:低音のビビりはネジが原因だった
JBL Control1のウレタンエッジが加水分解でボロボロに
10年以上は使っていて、ついに完全に粉になった。音量を大きくしたり、低音を鳴らすと音がバリバリ言うようになってしまった。
交換用のエッジはファンテックで購入
調べてみると、最強の専門サイトがあった。
選び方なども書いてあり、とても親切。定番のスピーカーなら型式で選ぶことができる。俺は初めてなのでセットを購入。
実際はガスケット(スピーカーと箱の間にはさむスポンジみたいの)は再利用できたので要らなかった。エッジとボントだけ買えばよかった。
ついてくる説明書はたしかに便利だが、YouTubeとこういったブログを読めばなくてもできる。
下記のようにAmazonでもエッジは売っているが、選び方が全然わからん。ていうかわかりにくくて断念した。どれを買えばいいのか全くわからない。
とはいっても、Amazonの方が安いのでファンテックのサイトなどを見て、寸法や選び方を調べればAmazonで買ったほうが安くできる。他のブログなどを見ると、ボンドも専用じゃなくても問題ないっぽい。
JBL Control1を開ける
六角でネジを外す。
マイナスドライバーを差し込み、ゴリゴリ開ける。ここがボンドでとめられているのでけっこう無理やりやらないと開かない。無理やりやっても壊れない。
最初は心配になったけど、1個開けてしまうと感覚がわかるので2個目は楽。けっこう乱暴にやってOK。
開いた。
中はこんな感じ。 スピーカーと蓋を固定しているネジは外すのが面倒。裏側のナットは接着されているように見えるが、実際は落ちるので取って保管しておこう。自分は1個なくした。
スピーカー本体は固定されておらず、外れる。
配線も外すので、どっちの色がどっちだったか写真を撮っておく。
まずは残っているガスケットとエッジを除去する
加水分解でボロボロになったウレタンエッジ。もはや粉。
ボンドでベトベト。。
カッターでガスケットを丁寧に剥がす。これは再利用できる。
ガスケットがとれた。
あとはボンドの跡を引っ張ってウレタンエッジを除去
配線が外れることを知らなかったので、しばらく配線をつないだままやっていた。
薬品を使わずにウレタンエッジの除去をしていたが、終りが見えない。カッターは刃がやられるので使わないほうが良い
スピーカーのウレタンエッジの除去、シール剥がしにはジッポオイルが最強
埒が明かないので、ジッポオイルで一気に粘着を剥がす。コーンには触れないように一応注意しながらやる。
ジッポオイルをつけてガシガシ拭く。染み込ませると落ちる。
おー。綺麗。スピーカーのエッジ交換で一番大変なのはこの作業だった。
新しい交換用エッジにネジ穴をつくる
自分は後からやったが、これは最初にやったほうが良い。
ファンテックでJBL Control1用のゴムエッジを買ったが穴の位置に被ってしまった。接着後にはさみで切ろうとすると、完全に接着できてないとずれるので時間が余計にかかる。交換用エッジを貼り付ける前にやっておいたほうが早い。
新しいエッジにボンドを塗る
まずは内側。筆はあった方がやりやすい。ボンドを塗るので1回で筆は使えなくなる。
コーンの内側にもボンドを塗る。けっこう乱暴で大雑把でも大丈夫。ボンドが少し乾いてきたら、コーンの裏側にエッジを滑り込ませて、貼り付ける。
交換したエッジとスピーカーの枠を接着する
裏にボンドを塗って、接着。
若干ずれるので、クリップで止めた。
真ん中を押して、どこかぶつかっていないか音で確認。あまり神経質にならなくても大丈夫。だいたい、どこにもぶつからないから。
固まってきたら接着部にもう一度上からボンドを塗る。
裏も同様。
何度か薄く、接着部にボンドを塗る。
ガスケットを戻す
ある程度乾いてきたら、ガスケットを戻す。
接着部のコーティングにもなるのでここはけっこうがっつり塗った。
5時間ほど乾かす。
自分は5時間くらい乾かした。
配線を繋ぐ
乾いたら、配線を戻して組み立て。
はめる時に気になるなら接着部分ははがしてしまおう。結局、ネジ留めすることになる。
再生してみる。自分は一発で成功!!意外と簡単だったな。
後記:低音のビビりはネジが原因だった
エッジを交換したときに、ナットをなくしてしまって、1つネジ穴をそのままにしていた。ネジはあったが、ナットがなくて閉まらないので開けっ放しにしていたところ、低音の音量を上げるとビリビリ音がするようになった。低音のビビリなのでウーファーとかそういうのが原因かと思ったが、指で穴を塞ぐと音が消えることを発見。
結局、同じ大きさのナットを見つけて、ネジを締めたことでベース音のビビリは解消された。スピーカーのネジはすごく大事。