
フィンランドの秘境イナリで、夢のようなオーロラ鑑賞を体験してきた。3泊4日の旅で、毎晩空を彩る神秘的なオーロラに遭遇。本当に信じられないくらいラッキーだった。まじで一生の思い出になった。泊まったのはホリデービレッジイナリで、犬ぞりやスノーモービルのスリリングなツアーにも挑戦。犬ぞりで事故って怪我した(笑)
渡航は2025年2月。オーロラは8月~4月ごろに見られるが、暗い時間が長い冬がやっぱり狙い目。1月が最も夜が長く、その前後の12月と2月もかなり長い。今回は2月にしたのは、祝日があって休みを取りやすかったのも理由だ。
オーロラはカナダ、アラスカ、フィンランドなど各地で見られるが、結局は運。3泊すれば高確率と聞き、思い切ってイナリ3泊を決めた。
- イナリとは?場所と特徴
- おすすめ宿泊先:ホリデービレッジ・イナリ
- オーロラ観賞スポット
- オーロラ撮影の完全ガイド
- 食事と買い物
- 旅行時期と服装
- イナリで楽しめるアクティビティ
- まとめ:イナリでのオーロラ観賞は静かで贅沢な体験
イナリとは?場所と特徴
イナリ(Inari)はフィンランド北部、北極圏に位置する小さな町だ。北緯約68度、オーロラベルトの真下にあり、年間200日以上オーロラが観測可能である。中心部にはスーパーやレストランがあり、観光の拠点として十分な設備が整っている。ロバニエミやサーリセルカに比べ観光客が少ないため、静かにオーロラ観賞を楽しみたい人に向いている町だ。
なぜフィンランド、そしてイナリか?

オーロラは世界中で見られるが、フィンランドは海の暖流のおかげで他の極地より寒くない。カナダやアラスカはマイナス20~30度もあるが、フィンランドはいってもマイナス5度くらい。
さらにイナリは人が少なく、観光地としてまだ穴場。ツアーなしでも無料で自力で湖畔に歩いて行けばオーロラスポット、光害がほぼなく、空が大きく開けている。イナリ湖が凍っているので、すごく広々している。写真好きにはたまらない条件だ。
フィンランド国内でも有名どころはロバニエミやサーリセルカだ。でも、それらの町は観光客でにぎわっていて、ホテルもツアーも高め。光害もそれなりにあるから、条件によってはオーロラがうっすらになってしまうこともある。そして、オーロラハンティングのツアーは有料で、街の郊外まで行かないといけない。これは自力でできない。
その点、イナリは北緯68度の高緯度で、町の規模も小さい。そして、イナリ湖が冬になると全面凍結して、真っ白な雪原のようになる。湖上は開けていて視界を遮るものがないから、空全体を覆うオーロラを眺めるにはうってつけ。しかも、湖のすぐそばに宿を取れば、部屋から数十秒で歩いてこのロケーションに立てる。
なぜオーロラ鑑賞をフィンランドにしたのか、イナリを選んだ理由 - YouTube
アクセス方法

イナリの最寄り空港はイヴァロ空港(Ivalo Airport)だ。サーリセルカに行く人も同じ空港を利用する。ヘルシンキから直行便で約1時間半。ヘルシンキからイヴァロ空港までフィンエアーで往復約35,000~40,000円(23kg荷物1個付き)。

イヴァロ空港からイナリまでは送迎で約1時間だ。空港からイナリまではバスがないので送迎の予約必須。タクシーも常駐していない。最初はVisit Inariの送迎(往復150ユーロ)を予約したが、後で格安業者(往復80ユーロ、https://ilmarislantky.com/)を見つけて切り替えた。
おすすめ宿泊先:ホリデービレッジ・イナリ

今回滞在したのは「Holiday Village Inari」。イナリにはいくつか宿がある。町の中心にある「Hotel Inari」、少し離れた「Wilderness Hotel Inari」、Airbnbのアパートメントなど。でも私が選んだのはHoliday Village Inariだ。ホリデービレッジイナリを選んだ最大の理由は、立地と自由度の高さ。
- 湖畔直結。部屋のドアを開けて30秒で凍った湖の上。
- コテージタイプで安い、キッチン付き。食費を節約しつつ長期滞在ができる。
- 暖房・サウナ完備で、極寒でも快適。
- 他の大型ホテルに比べて静かで、団体客の騒がしさがない。
ホリデービレッジイナリの部屋の様子などは動画で紹介しているので是非。
ホリディビレッジイナリに泊まってオーロラ鑑賞してきた! - YouTube

敷地内からオーロラが見えた夜は、氷点下でも寒くなったらすぐ暖かい室内に戻れるのが最高だった。

コテージは全室キッチン付きで、冷蔵庫・電子レンジ・調理器具・食器が一通り揃っている。食材は町中のK-MarketやS-Marketで調達でき、自分好みの食事を作れる。北極圏の外食は物価が高く、毎食レストランだとかなりの出費になるが、自炊ならコストを抑えつつ温かい料理を楽しめる。

さらに、各コテージにはプライベートサウナが付いているタイプもあり、外で氷点下の中オーロラを見たあとに、そのまま部屋でサウナに入り体を温められる。これが本当に最高で、1晩に何度も外と中を往復できるのは他の宿ではなかなかできない体験だ。しかも一棟貸し切りなので本当に自由!部屋でWi-Fiも十分つながる。
Holiday Village Inariの値段はここからチェック!

他の候補として、中心部にある「ホテルイナリ」や、郊外の高級リゾート「ワイルダネスホテルイナリ」も検討した。ホテルイナリは立地が便利だが、部屋によってはキッチンがなく、自炊派には向かない。ワイルダネスホテルイナリは豪華なのでラグジュアリー向けで、一人旅の節約旅の自分には向かなかった。宿泊費が高く、連泊するには予算的に厳しい。スーパーマーケットも遠い。
さらに安い山小屋やAirbnbもあったが、湖から距離があるとオーロラが出たときにすぐ見に行けないのが致命的だった。特にオーロラはいつ出るかわからず、通知が来てから準備して移動していたら間に合わないこともある。その点、ホリデービレッジイナリは部屋から1分以内で撮影スポットに行けるため、最高の条件だった。
結果として、この宿を選んだおかげで3泊すべてオーロラを堪能でき、寒さや移動のストレスを最小限に抑えられた。間違いなく自分にとってベストチョイスだったと断言できる。
宿泊はホリデイビレッジイナリを選んだ理由。airbnbや他の安宿もあるが非推奨 - YouTube
オーロラ観賞スポット

町中でも十分見えるが、人工光が少ない湖畔や森の中がおすすめだ。ホリデービレッジ・イナリは、移動不要で絶好の観賞ポイント。さらにイナリ湖の奥まで行くツアーにも参加したが、良かった!正直、オーロラ予報アプリは全くアテにならないので、夜ふかしして待つしかない。
オーロラ撮影の完全ガイド
iPhoneでもオーロラは映らなくはないが、三脚がないと厳しい。三脚があれば十分、iPhoneでも撮影できる。動画は厳しいが写真ならはっきり映る。iPhoneを固定するとナイトモードになるので、シャッタースピードを30秒や10秒に設定すると綺麗に撮れる。以下の写真はiPhone 16proで撮影した。

一眼カメラの設定は以下が目安だ。
- シャッタースピード:5〜15秒
- ISO感度:1600〜3200
- 絞り:F2.8前後
- 三脚は必須
手袋をしたまま操作できるリモートシャッターがあると便利。あと折りたたみ椅子。バッテリーは氷点下ですぐなくなるので、予備はポケット内でカイロと一緒に保管しておく。

GoProがあればナイトラプスでオーロラが撮影できる。実際に撮影した動画はこちら。
食事と買い物

町の中心に大きなスーパー(K-Market、S-Market)があり、食材や日用品が揃っている。レストランは地元料理やサーモンやトナカイを提供する店が多い。とにかく高い!
ホリデービレッジイナリにはレストランがないのがデメリットだが、なんだかんだ日中は中心部に行くことが多いはずなので、その時にランチは外食、夜は宿で自炊、というバランスが良いと思う。カップ麺やパスタは1〜2ユーロで買えるので、自炊すれば食費はかなり節約できる。
旅行時期と服装
フィンランドのオーロラシーズンは9月〜4月だ。その中でも特におすすめなのが12〜2月。理由は単純で、この時期は夜がとても長く、オーロラ観測のチャンスが圧倒的に増えるからだ。12月と1月は極夜に近く、昼間も薄暗い時間が多い。2月は少し日照が戻るが、それでも夜は十分長く、しかも天候が比較的安定しやすい。
服装は全力で防寒装備をそろえる必要がある。最低でも防寒着、厚手の手袋、ニット帽、ネックウォーマーは必須だ。特に足元は重要で、厚底のスノーブーツはマストアイテム。雪の上で長時間立ちっぱなしになることも多く、靴底の厚みと断熱性が生死を分けるレベルで重要になる。厚手のインソールを追加して行った。
さらにカイロは持てるだけ持って行った方がいい。特に貼るカイロを背中や腰、靴下の上から足首あたりに仕込むと、じっとしていても体が冷えにくい。上半身は意外と日本で使っている冬用ダウンやスキーウェアでもなんとかなるが、風を通さないアウターは必須だ。
実際、自分はほとんどワークマンで装備を揃えたが、機能的には十分だった。高価なアウトドアブランドのウェアでなくても、防風性・保温性・重ね着をきちんと押さえれば、北極圏でもしっかり耐えられる。というよりカイロがあれば暖かさをかなりフォローしてくれるし、ホリデービレッジイナリの場合はすぐに部屋に戻れる。現地での快適さは「服の値段」より「組み合わせと着方」で決まる。別に高い防寒具を買い揃える必要はない。
ビジットイナリのツアーに複数参加する場合は防寒具を滞在中は無料で借りることもできるらしい。

持っていったシャボン玉を凍らせるのが楽しかった。
イナリで楽しめるアクティビティ
犬ぞり体験

地元のツアー会社が催行している。雪原を疾走する犬ぞりは北極圏ならではのアクティビティだ。すごいスピードが出て体感温度はかなり低いため、防寒は万全にしておきたい。木に激突して怪我した。198ユーロ。高い!
https://visitinari.fi/husky-experience/
Husky Experienceに参加してみた - YouTube
スノーモービルのツアー

スノーモービルで凍結した湖や森を走り抜けるツアーも人気だ。夜に催行されるツアーではオーロラ観賞とセットになることもある。かなり奥地まで行くと、本当に人工光が全くない場所まで行けて、イナリ滞在中に一番美しいオーロラはこの帰路で見ることができた。おすすめ。139ユーロ。
https://visitinari.fi/exclusive-aurora-camp-at-husky-farm/
Exclusive Aurora Campに参加してみた - YouTube
まとめ:イナリでのオーロラ観賞は静かで贅沢な体験
イナリは有名観光地に比べ人が少なく、湖畔や宿からオーロラを堪能できる。犬ぞりやスノーモービルなど北極圏らしいアクティビティも豊富で、まさに「フィンランド オーロラ おすすめ」の条件が揃っている。静かで贅沢な時間を過ごしたい人には、イナリは間違いなくおすすめだ。
YouTubeではより詳しく解説した完全ガイドの動画やヘルシンキとイナリの旅VLOGをアップしているのでこちらも是非。
【完全攻略フィンランドでオーロラ見るならイナリがおすすめ!ホテル、ツアー、アクセス、撮影方法、カメラの設定など、イナリでオーロラ鑑賞する情報を紹介! - YouTube