北海道苫小牧から秋田まで新日本海フェリーに乗ってみた【予約、ツーリストB、レストラン、喫煙所、バス、アクセス、徒歩】

フェリー「ゆうかり」で苫小牧から秋田まで1泊2日の夜間航海移動!

北海道を旅していた時に知った、本州への航路。他にもいくつか航路があるが、行ったことがない秋田に向かうことにした。夜間の航海なので1泊分の宿泊費が浮くのも嬉しい。実際に乗ってみたレポート。

苫小牧東港へ電車と徒歩で行ってみた。

新日本海フェリーの苫小牧発着港は苫小牧東。市街地に近い、西港もあり、苫小牧には港が2つあるので要注意。

車などの自力以外で、公共交通機関で苫小牧東港に行く方法は主に2つ。新日本海フェリーのシャトルバスで南千歳駅から行く。または電車で浜厚真駅で降りて徒歩。今回はフェリーに乗る前に白老にあるウポポイに電車で行ったため、南千歳駅まで戻るのは時間がかかるので、浜厚真駅から徒歩で苫小牧東港まで行った。

のりば・アクセス | 舞鶴・敦賀・新潟・秋田と北海道を結ぶフェリー航路。

ホームも砂利で、完全な無人駅。

車両を使った待合室もあった。

車が2台停まっていたが、同じ電車で乗り降りしたのは自分一人だけだった。フェリーの時間に合う電車は1本のみで、それを逃すとフェリーに乗り遅れるので要注意。電車の本数はかなり少ない。

この日はかなり天気が悪く、土砂降りの中、歩く。徒歩20分ほど。

フェリーターミナルが見えてきた。車やトラック、バイクが多い。

苫小牧ターミナルのレストラン、設備、充電、お土産

徒歩で来たのは多分俺だけか?

思ったよりも大きな船だ!

駐車場を横切り、フェリーターミナルに到着。

1階のチケットカウンターで発券。事前に予約しておいたのでメールを見せるだけ。ツーリストBクラスで片道6,100円。

チケットを受け取り、2階の待合室へ向かう。

2階にはレストランとお土産屋があった。周辺には飲食店がないので、レストランはけっこう賑わっていた。

600~800円くらい。

船の中のレストランよりは安い。

売店には雑誌などもたくさん売っている。船の航海中はほぼ携帯電話は通じない。

待合室はけっこう混んでいた。

コンセントなどはないが、レンタルモバイルバッテリーがあった。Wi-Fiもなし。

船の発着前後にしか営業していない。

びっくりしたのは、お土産屋の混雑!みんな北海道のお土産をけっこう買っていて、需要が高いようだ。

サッポロクラシックなど北海道のビールも販売。

漫画も売っていた。

新日本海フェリー苫小牧東港の喫煙所は1箇所。フェリーターミナルを出て右、駐車場側にある。

フェリーに乗船

時間になると乗船開始。フェリー出発1時間前にはターミナルに到着が必要。ターミナル待合室の1番~3番ブロックごとに乗船するので、早く乗りたい人は1番ブロックに座るか、ずっと乗船口前で立っていると早く乗れる。

乗船後、まずは自分のベッドに荷物を置く。

寝台はツーリストB

今回は一番安かったツーリストB。半個室の寝台ベッド。

十分な広さ。

棚も使える。

ベッドにコンセントは1つ。壁との距離が狭いので大きなアダプターなどは入らない。

新日本海フェリー ゆうかりの船内

喫煙所がたくさんある。小笠原に行った時に乗った「おがさわら丸」よりも多くて、船によって特徴があることを感じた。スモーキングルームまである。

広い。タバコを吸うだけにこの部屋があるのは現代ではすごく豪華に感じる。

他の場所にも喫煙所が複数ある。喫煙者にとっては便利。ヤニがついた喫煙所に年季を感じる。かっこいい。

アメニティはついておらず、タオルやスリッパは有料貸出。

レストランと大浴場が閉まるのが意外と早いので、乗船後は早めに済ませよう。特にレストランは混むので、乗ったらすぐ行くのがおすすめ。

秋田駅到着後はバスで秋田駅に向かう。

レストランのメニュー

朝食~夕食ごとにメニューが変わる。

弁当も頼める。

レストランとは別のカフェメニューもあり。営業時間に注意。

主に3階と4階を使う。

ラウンジの座席数は多く、ゆったりしている。

高級なディナーを楽しめるグリルレストラン嵯峨野もある。

設備がしっかりしていて、船の中とは思えない。

海を眺められる座席もある。ここでコンビニ弁当を食べている人も多かった。

ゲームセンターがある。誰もやっていなかった。

90年代のアーケードなど、レトロなゲームが現役で動いていた。

ファイナルロマンス。

混む前にレストランへ。支払いは現金のみ。

広い。窓際の席から埋まる。

大学の食堂のような方式。

小鉢がたくさんある!

ビールを頼んでいる人も多かった。小鉢を取って、次に注文。

生ビールはキリン一番だった。

夜で天気が悪かったので景色が見れないのは残念。

ラーメンを注文。まぁ普通の味。

出港したので工場夜景を少し見る。雨が降っている。

外に出れるデッキはいくつかある。

各フロアに給湯器があるので、お湯は無料。

カップ麺を持ち込んでいる人も見かけた。

タオルは返却が必要。スリッパは売店で購入。

コインランドリーも完備。

洗剤も売っている。

洗濯200円、乾燥100円。

トイレが合わせ鏡になっていて怖い。

自動販売機の種類

自動販売機はたくさんある。

ビールは300円前後。

ソフトドリンクは通常価格。

種類も多い。

カップラーメンも販売あり。

アイスも売っている。

フェリー内の売店

営業時間は短いが、売店が最も商品数が豊富。

お菓子もたくさん売っている。北海道名物「やきそば弁当」もあり。

お土産グッズなども売っている。

スリッパはここでしか買えない。

歯ブラシは100円~。

お酒類もある程度揃っている。

サッポロクラシックも売っていた!

瓶のお酒もたくさん。

支払いは現金のみ。

アイスは170円。

夜間は1時間半しか開いていないので要注意。

地球の歩き方の船旅本も売っていた。

船の中に大浴場がある!

楽しみにしていた大浴場。しばらくドミトリー続きだったので、大きなお風呂に入れる!

あまり大きくはないので、まぁまぁ混んでいる。船の揺れに合わせて湯船から水が溢れたり、裸の人たちが湯船でゆらゆらしているのが面白かった。サウナもある!

湯船に入って揺れている時は一番酔いそうだったので、苦手な人は注意。

携帯の電波は基本つながらない

出港直後と秋田港近く以外は基本的につながらない。津軽海峡など、陸地が近いとたまに繋がるが、デッキに出ていないとダメ。部屋など室内ではほぼ繋がらない。

秋田港へ到着

朝、同じ新日本海フェリーとすれ違う。同じ航路を逆向きに航海している。

酔い止め薬アネロンを飲んでいたし、大浴場で温まったので、ぐっすり寝れた。あっという間に秋田港へ到着。

秋田港が見えてきた。

秋田港フェリーターミナルに到着。

ゆうかりはこのまま秋田港を出発して、新潟に向かう。

秋田港フェリーターミナルから秋田駅までバスで移動

けっこう待つが、フェリーの到着時間に合わせてバスが運行している。これで秋田駅まで移動できる。