ドクターマーチンを鏡面磨きしてみた
ドクターマーチンを鏡面磨きしてみた。小傷隠しにもなるし、履き込んだドクターマーチンのスムースレザーはツヤがなくなっていくので、適度にワックスで磨くと綺麗なまま履き続けることができる。
ドクターマーチン鏡面仕上げの前後の変化
黒い皮の艶感をスマホカメラで撮影するのが難しい。あまり変化がないように見えるが、手入れ後の右の方がツヤにむらがないのがわかるだろうか。細かい傷がワックスで埋まって、滑らかな艶が出ている。
このドクターマーチンはわかりやすく鏡面磨きの成果が出た。少しマットなスムースレザーのつま先鉄針入りの3ホール。傷や擦れがワックスでコーティングされて滑らかになって、艶感がわかりやすく出ている。
10ホールのブーツにワックスをかける
10年くらい履いているドクターマーチン1490の10ホール。
単車に乗っていた時に変速ギアによる傷が左足に特についている。
細かい傷や擦れが多い。スムースレザーのツヤは残っているが、全体的に霞んでいる。
拡大。アッパー中央の平面が鏡面磨きで艶感が出やすい。
アッパーのスムースレザーにワックスを塗り込む
個人的にワックスは何を使っても、そこまで変化がないと思っている。大事なのは重ね塗りと細かく磨くことで、それさえきちんとやれば大体のワックスは有効。
柔らかいタオルで塗っていく。今回はけっこう傷がついているドクターマーチンなので、少し多めに塗る。
塗り終わったら、ベタつきがなくなるまで乾燥。しばらく放置。
ワックスは2回以上、重ね塗りするのがコツ
今回は2回重ね塗りした。
まだ磨いていないので表面はツヤがなく、マット。
クロスやブラシで磨き込む
100円ショップなどでも売っている靴磨き用の柔らかいミット型のクロスを使う。
数滴、水を垂らして、クロスや柔らかい布で小さな円を書くように磨く。ここが大事。あまり力はかけず、表面を細かく磨くのがコツ。
左が磨き終わった状態。
元々の状態がボロボロなので、わかりにくいが、スムースレザーの表面がワックスでコーティングされて、滑らかな艶が出ている。
両足を終えた。
左足のビフォーアフター。
最後に軽くブラシでも磨く。
完成。靴紐が通っている部分やサイドの革と見比べると、磨いたアッパー部分と艶感が異なることがわかるだろうか。
サイドゴアブーツや3ホールでも鏡面仕上げをしてみた
ドクターマーチンのチェルシーブーツと3ホールでも同様の鏡面磨きをしてみた。
チェルシーブーツは少し傷があるものの、まだ新しいのでスムースレザーの艶感は残っている。
鉄針入りのスリーホールはマットなスムースレザーで、艶感はあまりない。さらに小さい傷や擦れが多い。
汚れが多かったので、革用のクリーナーを使ってまずはアッパーの革表面を綺麗にする。使ったのはモウブレイのステインリムーバー。
チェリーレッドなどの他の色にはクリアタイプのワックスが有効。
10ホールと同様にワックスを重ね塗りする。俺は、小さな傷や擦れを目立たなくするには黒い革用のワックスを使う。革をとにかくツヤツヤにしたい場合や、チェリーレッドなど黒以外のドクターマーチンには無色のワックスを使う。
今回は黒いワックスを使用。右が磨き終わり。
両足、磨き終わった。
大きな傷は消せないが、革表面が滑らかになって、新品のようなスムースレザーになっているのがわかる。
100均のクロスで磨く。
完成。どちらも艶感が出ている。
チェルシーブーツは元々艶感が残っていたので、大きな変化はなかったが、スムースレザー表面の滑らかさは見てわかる。
3ホールは変化がはっきりしていて上手くいった!
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最も多いであろうドクターマーチンの靴擦れが踵からアキレス腱のあたり。自分もよく痛む。大前提として、靴下を履いて、ドクターマーチンを着用。お風呂で馴染ませた上で、下記の対策を勧める。新品の場合は絶対に踵が痛くなるので、ドクターマーチン好きになるための修行だと思うしかない。風呂に一緒に入って馴染ませて、靴擦れなしで履けるように対策をしよう。
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