
ロンドンにある「クラシックフットボールシャツ」の店舗に行ってきた。ここはマンチェスター本店に次ぐ2号店で、世界でも有数のサッカーユニフォーム専門店である。マンチェスター店については別の記事で紹介しているが、ロンドン店は特に「スペシャル級のヴィンテージユニフォーム」が充実していて、日本ではまず出会えないようなシャツがゴロゴロと並んでいた。店に足を踏み入れた瞬間から独特の熱気があり、ただのショップというよりもフットボールカルチャーを体感するための場所という印象を受けた。
クラシックフットボールシャツ(Classic Football Shirts)とは

クラシックフットボールシャツは2006年にネット通販からスタートし、2018年にマンチェスターに実店舗をオープン。その後ロンドンにも進出し、いまや世界中のファンが訪れる聖地のような存在になっている。扱うのは世界中のクラブや代表チームのユニフォームで、70年代や80年代のヴィンテージから最新シーズンの現行モデルまで幅広い。ユニフォームだけでなく、カフェや展示スペースも併設されており、単なる買い物を超えて「ユニフォームの博物館」に近い場所だと感じる。
店内で見つけたレアなビンテージサッカーユニフォームたち

ロンドン店の魅力は何といっても品揃えの幅広さと深さである。特にインターナショナルコーナーは圧巻で、ナイジェリア代表1994年モデルが約4万円、北アイルランド代表1986年ホームが6万円、ウェールズ代表1990年の古いデザインは5万円といった価格帯で並んでいた。こうした80年代から90年代の代表ユニフォームは日本ではまず見かけないため、眺めているだけで時間を忘れるほどであった。

印象的だったのは、イングランド代表1990年のサードシャツ。ニューオーダーが着用していたことで特に有名で、価格は8万円。

さらに1980年代アドミラル製のイングランド代表ユニフォームは博物館級の一着で、同じく8万円。正直デザイン自体は地味だが、希少性の高さから強烈な存在感を放っていた。アイルランド代表1992年アウェーも6万円、1994年ホームは5万円と、こちらも珍しいモデルが揃っていた。

クラブチームのシャツも豊富で、1860ミュンヘン2000年頃のナイキ製長袖が4万円、アストンヴィラ1990年代初期の旧エンブレム入りモデルが約4万円、セルティック1996年アウェーが3万5千円。特にクリスタルパレス1993年サードは「リベロ」という聞き慣れないサプライヤー製で、真っ黒に差し色が入った珍しいデザインだった。

アーセナル関連の展示は圧巻だった。2002年ホーム(レジェスのプリント入り)が3万円、1994年ホーム(イアン・ライト入り)が6万円、1995年アウェー(ベルカンプ10番)は7万円。旧エンブレム時代のアーセナルはどれもかっこよく、スペシャル級の人気を誇る。日本ではまず出回らないため、ファンにとっては垂涎のコレクションであることは間違いない。
他にも見つけた珍しいサッカーユニフォーム

レアル・マドリード2000年サード(水色)4万円、ニューカッスル1995年アウェー横縞デザイン5万円、ユナイテッド1993年アウェー5万円、マンチェスターシティ1999年ルコック製ホーム3万5千円、リバプール2000年代リーボック製2万円など、書き出せばきりがないほどレアシャツが並んでいた。

Jリーグのシャツも少数だが販売されており、柏レイソル1995年頃アウェーが2万円、鹿島アントラーズ1万6千円、浦和レッズ90年代ミズノ製が2万円、初期ヴェルディが2万5千円。日本のユニフォームがロンドンのショップに並んでいるのは不思議で、同時に誇らしい気持ちにもなった。
価格帯と日本との比較

全体的な価格感をまとめると、「スペシャル級のヴィンテージ」は日本と同等か、やや安い場合もある。特にアーセナルやイングランド代表など、コレクター需要が強いモデルは日本ではさらに高騰しているため、現地で探す価値があると感じた。一方で、現行モデルや近年の定番クラブのシャツは日本の方が安い。つまり、あえて現地で買うべきなのは「日本で手に入らない博物館級のシャツ」に絞られる。
セール・掘り出し物コーナー

店内にはセールコーナーもあり、90年代のアンブロ製セルティックのポロシャツが1万円以下で売られていたり、下部リーグのユニフォームが数千円台で並んでいた。ただし状態が悪いものや無名のチームが多く、着用目的よりはコレクションやインテリアに向いている印象。ウィメンズやキッズサイズも揃っており、こちらは比較的安めで、幅広い層が楽しめるよう配慮されていた。
クラシックフットボールシャツ ロンドン店に行ってみた!

実際にロンドン店で感じたのは、ここは「世界中のユニフォームの博物館」であるということだ。日本では絶対に出会えない1980年代のアドミラル製イングランド代表や、旧エンブレム時代のアーセナル、セルティックやレンジャースの希少品など、圧倒的なラインナップに感嘆するばかりだった。もちろん価格が高いものも多いが、コレクターにとっては現地でしか手に入らない特別な価値がある。逆に一般的な現行シャツは日本で十分安く買えるので、ロンドンでは買う必要性をあまり感じなかった。
それでも、実際に店舗を訪れて数え切れないほどのユニフォームを目にする体験は何にも代えがたい。世界中のクラブがここに集まっているという事実だけでワクワクするし、自分が応援していないチームのユニフォームであっても「こんなデザインがあったのか」と新しい発見がある。サッカーファンなら間違いなく楽しめる場所だと断言できる。

カフェも併設しているが、タイミングが悪く営業していなかった。

今回私は結局購入までは至らなかったが、それでも訪問自体に大きな価値があった。もし特定のクラブや代表チームのファンで、過去の名作ユニフォームを探している人がいるなら、このロンドン店は必ずチェックすべきだと思う。ロンドン中心街から少し離れているが、電車ですぐ行ける。
スペシャル級を探すなら日本よりも現地の方が確実にチャンスがある。まさに世界最高峰のユニフォームショップであり、訪れるだけでサッカーファンとしての高揚感を味わえる素晴らしい場所だった。
店内をじっくり見て、ビンテージサッカーユニフォームと価格を紹介する動画もつくったので、こちらも是非!