
リヴァプールを訪れた際に欠かせないのが、やはりアンフィールドである。試合日に訪れるのが理想だが、チケット入手の難しさを考えると、スタジアムツアーは現実的かつ確実に楽しめる方法だ。私も実際に参加し、ロッカールームや選手入場口、メディアルーム、クラブミュージアムを巡り、リヴァプールFCというクラブの魂を強く感じることができた。さらにクラブショップでは驚くほど豊富なユニフォームやグッズが揃っており、価格帯や品揃えについても詳しく体験できたので、そのあたりも含めて紹介していきたい。
全て英語で理解しきれなかったので、動画を撮影して日本に帰ってきて全て翻訳した。実際のツアーの動画はこちら。
アンフィールド完全ガイド付きスタジアムツアー 日本語字幕付き - YouTube
アンフィールドという場所
アンフィールドはリヴァプール中心部から20分ほどバスで行ける。住宅街の真ん中に突如現れる。周囲は普通の住宅街なのに、その中に巨大なスタジアムがあるという光景は日本では考えにくく、インパクト抜群だ。サポーターが聖地として訪れる「シャンクリー・ゲート」など、象徴的な場所が随所にあり、試合日でなくても観光客が絶えない。

印象に残っているのはヒルズボロの悲劇の碑にたくさんの花が添えられていた。優勝後だからか、多くのサポーターが訪れた直後だったのだろうか。
スタジアムツアーの流れ

私が参加したのはガイド付きのツアー。まず映像でリヴァプールの歴史を振り返り、その後実際にスタジアム内部へと進んでいく。説明は英語だが、展示や雰囲気で十分に理解できる内容になっている。

マージーサイド・ダービー。エヴァートンの解説もある。
ロッカールーム見学

リヴァプールの選手が使うロッカールームはモダンで明るく、各選手のユニフォームがかけられており試合前の緊張感を疑似体験できる。対戦相手のロッカールームも見学できるが、こちらはより質素で、その差に「ホームアドバンテージ」を感じる仕掛けがされているのも印象的だった。
選手入場体験

トンネルを抜けると頭上には「This is Anfield」の看板。選手たちが必ず触れるというその看板を、私たち参加者も実際に触れることができる。ピッチに出ると、圧倒的なスケールのスタンドが広がり、試合日の熱狂を想像しただけで鳥肌が立った。

ピッチサイドでは座席に座ったり、ベンチにも座れる。ピッチに入ることはできない。
メディアルームとVIP席

記者会見が行われるメディアルームでは、実際に監督や選手が座る席に腰掛けて写真を撮ることができた(要追加料金)。さらにVIP席やボックス席も公開され、年間数千万円という価格のボックス契約があることも説明された。普通の観客席とはまったく違う贅沢な空間で、クラブのビジネス面を垣間見ることができた。
クラブミュージアム

ツアーの後はクラブミュージアムへ。欧州制覇のトロフィーや歴代のユニフォーム、伝説の選手たちの写真などが並び、リヴァプールの歴史を物語る展示が充実している。特にビッグイヤー(チャンピオンズリーグ優勝トロフィー)がずらりと並ぶ展示は圧巻で、ファンならずとも感動するはずだ。
クラブショップの品揃えと価格帯

ツアー後に立ち寄ったクラブショップはとにかく広く、品揃えが圧倒的だった。最新のホーム・アウェイユニフォームはもちろん、限定モデルや復刻版まで豊富に揃っている。価格は大人用のレプリカユニフォームが70〜80ポンド前後、オーセンティック仕様になると100ポンドを超える。日本円にすると1万5,000円から2万円を超えるため、日本より割高に感じる。現地でしか買えないアイテムは正直あまりない。サイン入りなどは貴重だが、レギュラーのアイテムなら日本で買ったほうが圧倒的に安い。

例えば、リヴァプールの伝統的な赤のホームユニフォームは子供サイズから揃っており、キッズ用は40〜50ポンド程度。ウィメンズモデルも豊富で、女性サポーターが自分に合ったサイズを選べるのはありがたい。さらに、過去のシーズンのユニフォームや記念モデルも販売されており、コレクター心を刺激される。
ユニフォーム以外にも、スカーフやキャップ、マグカップ、キーホルダー、ポスターなど、お土産として最適な小物が多数。ただ、イギリスの物価の違いもあってとにかくなんでも値段が高い。
アンフィールドツアーの魅力

単なるスタジアム見学ではなく、リヴァプールFCというクラブの文化や伝統を全身で体感できるのがアンフィールドツアーの魅力だ。ロッカールームや選手入場の通路に立つと、選手たちの鼓動やファンの熱狂を疑似体験できるし、クラブショップやミュージアムではその歴史と現在がリンクしていることを実感する。サッカーに詳しくない人でも楽しめるエンタメ性があり、イギリス文化を知る上でもおすすめできる。
訪問の実用情報
ツアーは公式サイトで事前予約可能で、大人は25ポンド(約5,000円)。試合開催日はツアーが休止されるので日程確認が必要だ。市内からはバスの利用が便利で、観光客向けの案内も充実している。試合日に訪れるのは難しくても、スタジアムツアーなら確実にアンフィールドの空気を味わえる。
まとめ
アンフィールドのスタジアムツアーは、サッカーファンにとっては聖地巡礼であり、そうでない人にとっても歴史と文化を学べる貴重な体験である。私自身、ピッチサイドに立った瞬間の感動は忘れられない。リヴァプールを訪れる際には、ぜひアンフィールドを旅程に加えることを強くおすすめしたい。