マイルの特典航空券でANAファーストクラスでロンドンまで行ってきた!片道244万円!機内からオーロラ見えた!

アメリカン・エキスプレスのクレジットカードで貯めたポイントをANAのマイルに交換し、約1年越しに念願だったANAのファーストクラス「THE Suite」でロンドンへ行ってきた。ファーストクラスに乗るのは初めて。

今回は羽田発の往路をファーストクラス、復路をエコノミークラスで予約。有償の航空券であれば、往路のファーストクラスだけで約244万円、復路のエコノミークラスが約6万円で、往復合計は約250万円という非常に高額なチケットだ。これを105,000 ANAマイルと、諸税等として約9万円で体験できたのは、自分の中ではかなりインパクトの大きい旅になった。

実質のマイル単価を計算すると約22円という驚異的な数値。ノンステータスの自分がどうやってこの席を確保したのかという経緯も含め、ラウンジから機内の様子までを詳しく記録しておく。

羽田空港第二ターミナルのANA SUITE LOUNGEを使い倒すため、始発で向かう

当日はかなり気合を入れ、始発の電車で羽田空港へ向かった。せっかくファーストクラスに乗るなら、ANA SUITE LOUNGEもしっかり楽しみたかったからだ。できるだけ長く滞在するつもりで、かなり早めに空港入りした。

チェックインは普段のカウンターではなく、一番奥にあるファーストクラス特別カウンターを利用。手荷物検査も専用レーンを通り、初めてのANA SUITE LOUNGEへ。朝7時前という時間帯もあって人がほとんどおらず、広大で贅沢な空気が流れていた。

中央にはバーカウンターがあり、テーブル席やソファ席、さらに奥にはプライバシーが保たれる半個室のようなスペースもある。朝日が綺麗だったので、まずは窓側の席に陣取ってラウンジの雰囲気を味わうことにした。

本気のラインナップが揃うドリンクとフード

ラウンジの飲み物コーナーは、単なる「飲み放題」の域を超えている。

  • 紅茶: スリランカ最古のブランド「ジョージスチュアート」(1パック約80円)
  • ビール: プレミアムモルツ、アサヒ熟撰、一番搾りプレミアム、エビスの4種類
  • その他: ワイン、日本酒、焼酎、梅酒、リキュール、ウイスキー。牛乳やトマトジュース、ペリエまで完備。

おつまみにはおせんべいやクラッカーに加え、ANAのロゴ入りチョコやピエール・エルメのチョコも置かれていた。このチョコは一瞬でなくなっていたのが印象的だった。

食事エリアでは海鮮ビュッフェが目立っており、特にお刺身のマグロが人気。他にも限定のトリプルショコラパンやいなり寿司、サラダ、スイーツまで並び、朝食とは思えないボリュームだ。

さらに3階のダイニングエリアでは、キッチンで作られる温かい料理をオーダーできる。今回は朝限定の「シェフ特製トリュフ香るオムレツセット」を選択。3階にはハーゲンダッツのアイスも置かれており、まさに至れり尽くせりだ。

また、前日にウェブ予約していたシャワーブースも利用した。ミキモトのシャンプー類や雪肌精のアメニティが揃っており、搭乗前に一度しっかりリセットできるのはやはり大きい。しかも個室でゆっくり身支度もできる。どうしてもシャワールームに入ってみたかったので予約したが、予約なしでも利用は可能。

ANAファーストクラス 夢の座席「THE Suite」1A

いよいよ搭乗。ファーストクラスは一番最初に案内され、ブリッジも完全に別。初めての体験ということもあり、正直かなり緊張した。

座席は「1A」を確保。この席は通常VIPやダイヤモンド会員用にクローズされているが、出発24時間前のウェブチェックインのタイミングで開放されることがある。窓が3つ並び、飛行機の翼が視界に入らないため、離陸直後の東京の景色や富士山を完璧なパノラマで楽しめた。

  • シート: 西川のマットレス「AiR」を採用。
  • ブランケット: 日本のテネリータのオーガニックコットン×カシミヤ。
  • アメニティ: 英国のエッティンガーのポーチに、SENSAIのケア用品やジョンマスターのリップバーム、カードケースなどが同梱。
  • ガジェット: ソニーの高級ヘッドホン「WH-1000XM5」(約56,000円)。

収納も驚くほど多く、どこに何を置いたか分からなくなるレベルの広さだ。モニターも巨大で、前方カメラの映像はかなりの迫力だった。

富山「海老亭別館」監修の和食コース

食事は、富山の高級割烹「海老亭別館」の村健太郎氏が監修した和食コースを選んだ。

まずはシャンパンの「クリュッグ」からスタート。アミューズの鴨生ハムやスモークたらことブルザンチーズを合わせる。

その後はラシーヌのシャルドネ2020や、農口尚彦研究所の純米大吟醸(1本約8,800円)をお造りに合わせて堪能した。

メインの鰤西京焼きや、和牛出汁ゼリー掛けの小鉢も素晴らしく、機内食の概念を覆すクオリティだった。

憧れの「響21年」とキャビアを夕日と共に

デザートの代わりに、チーズとウイスキーをオーダーした。ロンドン便など特定路線でしか提供されない「響21年」とマッカラン18年を贅沢に飲み比べ。

チーズプレートやドライフリット、さらにリクエストでいただいたロイヤルベルジャンのキャビア オシエトラ(約7,000円相当)を合わせながら、夕日を眺める時間はまさに至福。

キャビアは洋食のコースに含まれる食事なので、和食を選んだ私はもらえない物だが、CAさんにお願いしたら1缶まるごと頂くことができた。

ファーストクラスは向かい合わせで座って食事をすることも可能だが、今回は一人でこの広大なスペースを占領させてもらった。

機内から眺めるオーロラ

今回、一番印象に残った出来事が、機内からオーロラを見ることができたことだ。

アラスカとロシアの間あたりを飛行中、CAさんがわざわざ教えてくれた。自分のジャケットを頭から被って窓の反射を抑え、完全に真っ暗にして外を覗くと、緑の光が夜空に揺らめいていた。

写真だとかなりはっきり写るが、実際に自分の目で、しかもファーストクラスの窓からオーロラを見る体験は格別だった。いつか見てみたいと思っていたことが、この便で実現するとは思わなかった。

日本を午前中に出発するヨーロッパ行きのフライトは、ロシア情勢の都合で現在は北極方面上空を飛ぶので、天候次第だがオーロラは見れることがよくあるらしい。

北極圏を越えてロンドンへ。14時間の理想的な過ごし方

睡眠は約3時間ほど仮眠を取った。寝具が西川のAiRなので、フルフラットにすると完全にベッドだ。CAさんが、ベッドメイキングをしてくれる。起きた後には北極圏あたりの海の景色を眺めた。普段ヨーロッパへ行くときは夜便が多いので、この時間帯の氷や海の景色を見られたのも貴重だった。

さらに軽食として、ANAオリジナルの北海道濃厚ネギ味噌ラーメンを注文。そこに響21年のハイボールを合わせるという贅沢な食べ方もしてみた。赤ワインの「紫鈴(りんどう)」をカレーと合わせてみるなど、最後まで全力で楽しんだ。

14時間という長距離フライトだったが、SNSや映画を一切見なくても全く退屈せず、むしろ「時間が足りない」と感じるほど理想的な過ごし方ができた。

ノンステータスでも空席待ちは取れるのか?予約の裏側

最後に、どうやってANAマイルでファーストクラスの特典航空券を取ったのかをまとめておく。

2025年3月に、1年後の2月を狙って空席待ちで予約。自分はノンステータスなので、当初は席が解放されていない状態だった。キャンセル待ち人数を確認しながら戦略的に予約し、8月の時点ではキャンセル待ちが7人もいたのだが、10月20日に突然「用意ができました」との通知が届いた。

日本のデスクが繋がらない時の解決策

決済までの期限が2日間と短かったが、日本の予約デスクに電話が全く繋がらないというトラブルに直面した。

そこで、楽天のViberを使ってANAアメリカの英語デスクに国際電話をかけるという方法を取った。40分ほど待てば繋がり、無事に発券。こういった工夫も含めて、自分にとっては非常に学びの多い旅となった。

予約の経緯については動画で紹介している。

ファーストクラスまじすごかった

ヒースロー空港に到着した際、14時間乗ってきたとは思えないほど身体が軽かった。フルフラットシートと西川の寝具の力を実感した。

有償で次も乗れるかと言われると正直難しい金額だが、マイルやポイントをしっかり貯めて使い方を勉強すれば、こういう普段は届かない世界に手が届く。単に豪華だったというだけでなく、一流のサービスに触れ、空の上でここまでの体験ができると知れたこと自体が大きな収穫だった。マイルの貯め方や使い方は奥が深いが、挑戦する価値は十分にあるね!!!