Travel Kurarin

古着、ドクターマーチン、沈船ダイビング、海外旅行など雑記ブログ。Ex 観光ガイドブック出版社勤務、JICA海外協力隊 2018-1次隊 ミクロネシア連邦チューク州。月間約8万PV。訪問国は約50カ国。執筆依頼、取材、問合せはコチラ。

ユナイテッド航空のアイランドホッパーまとめ!実際に全路線乗ってみた【グアム、チューク、ポンペイ、コスラエ、クワジェリン、マジュロ、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島、Wi-Fi、フライト、UA155、UA154】

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南太平洋の島々をつなぐ、各駅停車の航空路線。それがユナイテッド航空のアイランドホッパーだ。世界的に見ても珍しい、各駅停車の飛行機。

アイランドホッパーとは?

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路線はグアム発、ホノルル行き。その間に各島々に離着陸する。

グアム(グアム)-チューク(ミクロネシア連邦)-ポンペイ(ミクロネシア連邦)-コスラエ(ミクロネシア連邦)-クワジェリン(マーシャル諸島)-マジュロ(マーシャル諸島)-ホノルル(ハワイ)の順だ。

つまり、グアム~コスラエのチケットで搭乗すると、途中で留まるチュークとポンペイの空港で降りて、30分程度空港の出発エリアで過ごせる。(出発エリア以外は行けないし、もちろん入国はできない)

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1時間飛んでは着陸し、40分程度で客と荷物の乗り降りをし、また飛ぶ。これを繰り返す。目的地以外の空港でも飛行機を降りて、空港の待機エリアで出発まで待つこともできる。これも珍しい。環礁の綺麗な島々と青い海を離着陸するので、窓からの景色が綺麗なのも楽しい。

ユナイテッド航空の公式サイトでも、面白い路線として取り上げられている。すごく綺麗な動画なので気になる人は是非。

グアム~チューク 間の飛行

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カップケーキとかサンドイッチなどの軽食がでる(必ずでるわけではない?)。ドリンクサービスあり。チューク空港は滑走路が短いため、着陸直後の逆噴射が強いので逆Gがすごいかかる。それもちょっとお楽しみ。でも気をつけないと頭を前のシートにぶつける。

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窓の外にはチューク環礁の綺麗な島々が広がっている。

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小さな島々が見やすいのはチュークとマジュロなので、この路線の窓からの景色は必見だ。

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チュークが目的地でなくても、一度降りることもできる。

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チューク空港の待機エリアにはトイレ、売店(ポテチ、コーラ、お土産が少し)などがある。

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外には喫煙所がある。インターネットはなし。 

チューク~ポンペイ 間の飛行

軽食なし。ドリンクサービスあり。 

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ポンペイ空港への航路での景色の見どころはポンペイの象徴「ソケースロック」だ。切り立った大きな岩が見えてきたらそれだ。

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曇りがちの日は雲がかかっていて、より一層不思議な景色に見える。アイランドホッピングの中では最大級の島で、山がたくさん見えるのもポンペイの特徴だ。

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ポンペイ空港の待機エリアにはトイレ、売店(ポテチ、コーラなど)、小さいカフェ(コーヒー、お土産、お酒、カップ麺$1.75など)がある。

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喫煙所はなし。インターネットあり。IDなど不要でWi-Fiが使える。時間制限なし。 

ポンペイ~コスラエ 間の飛行

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軽食なし。ドリンクサービスなし。リクエストすれば水は1杯飲める。

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コスラエ空港の待機エリア。

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トイレ、売店(ポテチ、コーラ$1.5、スパムおにぎり$1.5、お土産)、外には喫煙所がある。

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インターネットはなし。お土産が意外とちゃんと売っていて、コスラエ産のココナッツオイルなどが買える。

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新しい空港なので綺麗。

コスラエ~クワジェリン 間の飛行

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ドリンクサービスあり。軽食あり、お菓子のナッツをもらった。

クワジェリンは米軍基地のため、写真撮影禁止、一度降りて空港待機も不可。ただ、実際はけっこう写真を撮っている人がいる。米軍の機密情報なのでバレると注意だけで済まない場合もあるので、自己責任で。どうなっても知りません。

他の島とは全く雰囲気で、かなり建物などが建っている。この島だけもはやハワイやグアムと変わらないくらい発展している様子を窓から見れる。

クワジェリン~マジュロ 間の飛行

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ハワイとグアムを除くアイランドホッパーの離着陸地で最も栄えているのはマーシャル諸島の首都、マジュロではないかと思う。

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軽食なし。ドリンクサービスなし。リクエストすれば水は1杯飲める。

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マジュロ空港の待機エリアにはトイレ、売店(ポテチ、コーラ$1.5、スパムおにぎり、お土産)、喫煙所がある。

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インターネットはあり。アイランドホッピングの中ではかなりネット速度が速いが、30分しか使えない。フィッシュジャーキーや編み物など、マジュロならではの販売品もある。

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マジュロは細長い環礁で、「太平洋の首飾り」とも言われている。

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まさに首飾りのように海の青とサンゴできらきらひかる、細長い大きな環礁を窓から眺められる。

離着陸の時に機内に留まる場合

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空港着後、普通に席に座っていればOK。機内トイレの使用可能。ユナイテッド航空のスタッフが棚に載っている荷物全ての持ち主を確認するので、自分の荷物の番になったら「自分のです」と言えばOK。

離着陸の時に飛行機を降りて、空港の待機エリアに行く場合

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目的地以外の空港でも一時的に降りて、戻ることができる。棚に載せている荷物含め、自分が機内に持ち込んだものは全部持って飛行機を降りる。荷物を忘れたら、不審物として空港で回収される。

空港待機エリア(デパーチャーもしくはトランジットエリア)に行くと、あとは自由。搭乗までは15分程度。搭乗がはじまったらチケットを見せて、また飛行機に戻り、同じ席に座る。 

機内設備(2019年2月現在)

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USB充電、コンセントなし。使用機体はボーイング737が多い。座席モニターあり。ガシガシ使われている路線なので、映らない、操作できない、映画は選べない、などの不便も多い。

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映画の種類は少ない。イヤホンはなし。言わないともらえない。無料。ブランケットは席にないことが多い。なければ言えばもらえる。 

お酒、機内食

ユナイテッド航空は共通してお酒は有料。もちろん、このアイランドホッパーも有料だ。離着陸を繰り返しているので、機内販売の食事などは全部揃っていることはない。機内食は高いし便りにならないので、食事を持ち込むか、各空港で降りて買おう。 

アイランドホッパーのTIPS

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前方の座席の方が、離着陸の度に乗り降りしやすいので快適。

ミクロネシアエリアの唯一の路線であり、生活路線なのでけっこう満席のことが多い。予約は早めに。

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緑の消防車が待機しているのを間近で見られる。

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景色が綺麗な島々を離着陸するので、窓際がおすすめ。トイレなどが心配でも1時間ごとに離着陸するので、窓側からでも出入りするチャンスが多い。逆に、落ち着いて寝たりしたい人も窓際がおすすめ。通路側だと確実に各空港で出入りしないといけない。

低気圧や台風などで経由地を変更したり、スキップしたり、欠航もある。特に日本の台風シーズン。

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ミクロネシアエリアの現地人たちは生鮮食品を運ぶことが多い+スーツケースが高い、売っていないという理由でクーラーボックスをスーツケース代わりに使っている。クーラーボックスばっかりが運ばれている様子や、それらを梱包するためにビニールテープでバリバリ鳴らしながらグルグル巻きにされているのもこの路線の名物だ。

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ほとんどの空港でターンテーブルがなく、人の手で預けた荷物が運ばれてくる。